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東京裏読み
関東
1R2R
3R7R8R9R10R11R
関西
1R2R
3R7R8R9R10R11R12R
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東京11R穴推奨レース

3連単フォーメーション6、10、12、1、2⇔6、10⇔

6、10、12、1、2、11、16、17 (120点)

3連複フォーメーション6-10、12、1、2-

10、12、1、2、11、16、17、13、15、3 (30点)

ラブリーデイのベスト距離は千八~二千で見た目からも中距離型をにおわせている。前走も鞍上が折り合いに苦労するほど行きっぷりが良すぎるために二千四では死角が見え隠れ。ラチ沿い、馬群だからこそ、ギリギリ折り合えたという気性の難しさは距離が延びるほど致命傷になる可能性が高まる。外枠を引けば完全に見限ることも考えていたが、再びラチに頼れる絶好枠を引くツキの良さだけで完全無視を回避した程度の扱いにしたい。
日本馬はすでに勝負付けの済んでいる馬か、牡馬とはデビュー2戦目以来となる3歳牝馬で組みやすい相手となっているが、実質格下げ気味となっている天皇賞秋の内容で価値を見出せないのが現実だ。ジャパンC1着賞金3億円でますます叩き台レースとして定着。ひと昔前のようにGⅠ馬が必ずガチンコ勝負になるレースとは様変わりしている。以前はぶっつけ本番など稀なケースだったが、最近は当然のようなローテーション。
レベルの低さは数字からもはっきり伝わる。同日1000万より5ハロン通過が0秒4も遅く、過去10年でNo7という勝ち時計。内々でがっちり折り合いながら突き抜けることのできなかった内容に強調点が見当たらないのも当然ということ。
異例となった5ハロン通過60秒6の超スローは、同じようなラップになるジャパンCのまさに仮想レース。それでいて前走はメンバーNo6という上がり時計に展開の利に助けられたことがうかがえるはず。直線入口では馬なりで先頭に並びかけて何とか振り切る程度の勝ちっぷりの前走から驚くような成長が計算できなくなれば、次走につながる内容をひとまず目指すだけか。

賞金に目がくらんだだけの招待馬。有馬記念を見据えて日本馬の3歳牡馬不在ならば、各馬にチャンスがある。いくら本国で強めに追ってきても、日本である程度の追い切りが求められるのは過去の歴史が示しているだけに、今年も外国馬には怖さを感じない。たとえ、凱旋門賞馬が出走してきても、10年前から格段に硬くなっている"コンクリート馬場"に対応することは難しいだろう。いずれにしても外国馬はほぼ見限ることができれば、日本馬に絞ることができる。
元王者の復活劇はあるか。ゴールドシップが大博打を仕掛けてきた。完全装備で軌道に乗った馬を今回はブリンカー、シャドーロールなどすべて取り外す。2年前のジャパンC惨敗直後からブリンカー着用で3着以下になったのが3戦だけだが、東京二千四でブリンカー着用の過去はないにもかかわらず、外してきたのはスタンド前発走を嫌ってのことだろう。さらに隣枠には牝馬。思い切った作戦が吉と出るか、凶と出るかは走ってみないとわからないだけに、"気まぐれジョージ"改め、"気まぐれシップ"がやけにしっくりきて、まさにエリモジョージ並みのムラ馬だということを理解しての狙いとなる。いずれにしても好走するのは1度だけ。ここを好走でも次につながらず、ここ凡走でも次にブリンカー着用で変わる余地がある。スタンド前発走、隣枠に牝馬、休み明けのジャパンCより有馬狙いがセオリー。

ラストインパクトが乗り替わって色気が出てくる。とにかく前走の鞍上はレベルが低すぎた。昨年の有馬記念で絶好の手応えながら、直線うまく捌けず足を余した0秒2差に懲りず、再びGⅠで配置するのは親心というより単なる甘やかし。嫌な予感は的中した。すでに完成されている5歳馬を2角でラチに豪快にぶつけるという考えられない操縦下手を露呈。ここから巻き返せば百歩譲って許せるが、今度は有馬記念の再現みたいに直線で行き場を失ってまったく捌けない不完全燃焼となった。GⅠに乗る資格のない未熟な鞍上で0秒8差はむしろ褒めていい。
GⅠ戦績を着差で示すと着順以上に惜しいレースが続いている。菊花賞4着は3着に0秒3差。天皇賞春は2年連続の挑戦で0秒9、0秒2差。有馬記念0秒2差で不利もへぐりもあった前走の天皇賞秋。休み明け(101103)から叩き2戦目(201100)。青葉賞は同タイム3着で東京(001001)以上に相性がいい舞台に加えて、何より魅力の鞍上配置。調教師の花道を飾るには絶好の条件が揃っている。

デビュー2戦目以来となる牡馬混合戦になるミッキークイーンが好走する姿は計算上成り立たないか。まずは明らかに牡馬を蹴散らしてきたショウナンパンドラとは実績が違いすぎることが1点。前々走の勝ち馬は牝馬限定のGⅠで連対圏外、前走の2着馬は惨敗。エリ女の4歳馬ワンツーが3歳牝馬世代との格差としてすでに示されていることが2点目の理由。時計は1秒近く縮める必要があって、さらに自身の上がり時計ベストはメンバーNo14。二千四限定の上がり時計でもNo12ではまったく歯が立たなくても驚かない。

ショウナンパンドラは乗り役を嫌った。前々走ではまったレースが残像になっているのだろう。本来は好位差し可能な器用な馬を鞍上の注文で徹底待機。宝塚記念も天皇賞秋も必要以上に控えて位置取りの悪さがそのまま結果に直結している。初の二千四がGⅠ中のGⅠのジャパンC。単純な乗り方で馬券に絡めるようなレースではない。アドリブを求めたいが、鞍上の実績微妙な東京コースでは高望みができない。

サウンズオブアースは呪われた昨年の菊花賞から這い上がってきたタフさだけでも一流の証。勝ち馬はレース後に以前の輝きを期待できないほどギスギスになって休養入りなど、出走したほとんどの馬がパンクや反動など順調さを欠いた殺人レースとなっているが、有馬記念でもある程度人気を集めるゴールドアクターより0秒6も先着している菊花賞2着馬の実績、存在を忘れてはならない。いつもより前々で攻めた前走がいい刺激となる可能性を秘める。勝ち切れないまでも、とにかく時計勝負の強さは立証済み。菊花賞、日経賞の最速上がりで直線坂コースに苦手意識のないことも示されている。