6、4、2⇒6、4、2、7⇒6、4、2、7、10 (27点)
がっちり折り合って位置取りも仕掛けのタイミングも完璧ながら、もうひと伸びほしいというレースが続くアウトオブシャドウ。どうやらいい脚一瞬だけのタイプで成長が止まったか。少なくても二千の瞬発力勝負では分が悪く、上がりはかかって時計が速くなる前走のような流れが理想的ということ。エンジンのかかりの遅さはそのまま弱点に直結するならば、瞬発力が求められる開幕週馬場で魅力は半減。キミノナハセンターはスタミナに課題を残したままで正念場を迎えている。千六と千八の落差が否めない現状はマイラー色の強いスピード型として評価。前走も他馬と同じような脚色では得意の東京でも劇的な変わり身は望み薄。キングズオブザサンは前走の刺激を期待できる。距離を意識するどころか、大逃げとなって鞍上がペースを見極め切れず、完全なる勘違い。3角で圏外決定となる置かれすぎの位置取りでは手も足も出ないのは当然だろう。それでも自身の上がり時計ベストを叩き出して、何より数字以上に絞れた馬体にスランプ脱出のシグナルを感じる。 |