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東京裏読み
関東
6R8R
9R10R
11R12R
関西
5R6R
9R10R
11R12R
ローカル
11R
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東京11R

3連単フォーメーション16、17、14、3、18⇔16、17⇔

16、17、14、3、18、9、5、4 (120点)

歴史的にもケタ違いの勝ち時計はある程度の割り引きも必要だが、それでもチューリップ賞は世代牝馬のレースでズバ抜けたレベルだったことが間違いない。桜花賞でチューリップ賞組が1、2、5、6、7、8、10、12着。掲示板をほぼ独占というレベルの高さなら、オークストライアルでも当然の主役。中でもクロコスミアは世代トップの瞬発力を証明した。小柄な馬で初の長距離遠征が最大の課題だが、上がり33秒1以下が5頭中の1頭になったことでさらなる自信を深めただろう。シンハライトジュエラーの桜花賞1、2着馬はもろちん、アルテミスS勝ちのデンコウアンジュ、超良血カイザーバル、エルフィンS勝ちのレッドアヴァンセなど、カイザー以外は十分すぎる実績を残している馬に肩を並べた瞬発力。もとよりデビュー3戦連続で千八ならば、スピードよりスタミナに自信で、距離延長は願ってもない条件になる。不振の続く札幌2歳S組とはいえ、0秒2差の3着馬は状態キープでオークス出走権利がみえてくる。開幕週の軽い馬場はイメージ通り。

クィーンズベストは前2走で逃げベストを決定づけた。特に前々走は淡泊な交わされ方。前残り当然のラップを刻んでメンバーNo8の上がり時計が単調さを物語っている。直線入口先頭の早仕掛けから残り100まで抵抗を続けた前走こそが意外な粘りで、上位馬と1秒前後も上がり時計が劣れば控える形を選択することはないだろう。パンパンの開幕週馬場の特性を活かして強引すぎても自分のスタイルにこだわるしかない。

チューリップ賞で掲示板から外れても何ら減点材料にならない。むしろ超ハイレベルを経験してからの成長具合に注目できる。エルビッシュディープ産駒のように一気に化けるタイプではない。経験を積むごとに一段階ずつ成長するキンカメ産駒ということ。デビュー千四スタートから千六へシフトチェンジして走るたびに時計短縮。早熟系の兄アドマイヤオウジャ、姉エルノルテとは違った成長ぶりで、兄弟馬にない時計勝負への強さを示している。控えた際に怖さはないが、積極的に攻めた際の大駆けを警戒。

チェッキーノは着差以上の凄みがある。前走は3頭同タイムの最速上がりだが、現実にこの馬はデビューからすべて最速上がりの切れ味自慢。前走の2着馬は桜花賞しんがり負けだったが、3着馬は残念桜花賞の忘草賞2着、4着馬はニュージーランドT3着なら確かなレースレベルとして評価を固めていい。差しにこだわりすぎる鞍上から頼りになる鞍上配置も心強い。

アグレアーブルの人気はどこからくるのか。デビュー前に調教師が吹きまくった馬を完封したからか、牝馬でダービーに登録したからか。いずれにしても現時点では牝馬限定重賞でも通用する裏付けがない。デビュー戦はごく標準的な上がりレースラップ。前走も過去10年でズバ抜けて遅い勝ち時計の正味3ハロン競馬にもかかわらず、最速上がりより1秒1も遅い数字でメンバーNo7の上がり時計では成長そのものも緩やか。距離も時計勝負も経験なしで休み明けのステップでは,3着以内も厳しそう。

時計と上がり時計を同時に求められるともがくのがフロンテアクイーンだ。デビュー2、3戦目で最速上がりでも、前2走が意外にも完全なる鋭さ負け。勝ち馬以外、どんぐりのメンバーとなった前走2着でも価値を見出せないのが現状。決まってミスするゲート難の深刻度から、置かれた時点で窮地に追い込まれる。