14、10、13⇒14、10、13⇔
14、10、13、4、9、2、1、11 (66点)
ノボバカラの前走は圧巻の内容だった。3角過ぎから勝ち馬との一騎討ち。地元騎手配置で絶妙な仕掛けのタイミングだったが、最後はスプリント戦の経験の差という同タイムだろう。3着馬に0秒8差が本質の絶対スピード。走り慣れた千四(301000)に戻って、中京(100000)と東京(232220)が示すとおりの左回り巧者。走る条件が揃って圧勝もある力関係で斤量57キロは恵まれた。千四以下の重賞キャリアはわずか2戦で1勝2着1回。経験を積むごとにさらなるスケールアップの手応えをつかんでいる。
未成熟の鞍上にこだわり続けたために勝てるレースを何度も取りこぼしてきたニシケンモノノフが、乗り替わりで早くもオープン特別2勝の充実ぶり。重賞勝ちはひと昔前の話で転入2戦目の兵庫ジュニアグランプリ勝ち以来のタイトルにリーチがかかった。前2走は鞍上が替われば馬が変わるという快進撃のシグナルが出ている。デビュー以来、初の最速上がりが重賞の前々走。前走でも最速上がりならば末脚にますます磨きがかかっているということ。脚質的にも崩れることはない。
タガノトネールの前走は一過性のポカ。3着馬に終始絡まれて失速は単なる展開不利だったとして割り切れる。絶対的な自信のある千四(442410)と稍重(130200)。手頃な人気で頼りない鞍上でも大幅な減点はない。モマれぬ外枠からノボバカラ、ポメグラネイトを徹底マークの乗り方ができるかどうかだけ。
同日の3歳500万と同等の勝ち時計となったブライトラインは前走だけで評価を上げられないが、重賞2勝馬の底力は侮れないか。以前は芝や中距離ダート路線。度重なる長い休養で短距離ダートにこだわり始めたのが最近ならば3年近くも重賞勝ちから遠ざかっているのも納得できる。いずれにしても6戦連続の58キロから軽量56キロが何よりの強調材料。 |