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中京裏読み
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関西
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ローカル
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中京11R

3連単フォーメーション14、11⇒14、11、2、10、12、13⇒

14、11、2、10、12、13、3、7 (60点)

3連複フォーメーション14-11、2、10-

11、2、10、12、13、3、7 (18点)

馬単14⇔11、2、10、12、13、3、7

7歳馬で衰え知らずの重鎮。サウンドトゥルーの物語はまだまだ終わらない。とりわけ大一番の強さは際立っている。GⅠは13戦して3勝、2着3回、3着4回。掲示板確保12回という絶対的な安定感。約2年ぶりに挑戦したマイル戦以外はとにかく崩れない。休み明け(222130)、叩き2戦目(125001)、叩き3戦目(122011)。中京(201000)、千八(425000)。距離もコースもローテにも何ら減点はない。
右、左回りに得手不得手はなく、この馬の生命線は直線の長さがすべて。昨年の東京大賞典から上がり時計はメンバーNo2、1、5、3、3、2、1。気力充実して不発のない瞬発力は好調期間の長さ、高いレベルで状態が安定していることの表れでもある。
前走は数字以上に太目だった。しかも褒められない荒っぽい乗り方。4角前から一気に仕掛けで大外ブン回し。残り100で交わして着差的には辛勝でも、見た目の楽勝からもひとつ壁を打ち破った印象がある。確かな地力強化で体調はさらに上昇カーブ。何ともタイミングのいい本番で大仕事の期待は膨らむ。

テイエムジンソクが前日1番人気は驚きしかない。常に"まともに立ち回れば"という条件付きの上がり馬。前々走でもあの程度相手になぜか小細工しようと失敗するレベルの低い鞍上が、アドリブを必要とするGⅠでごく普通の立ち回りができるとは到底思えない。
馬の能力だけなら勝てるレベルに達している。5走前から3連勝したレース内容はとにかく圧巻だった。5走前は暴走する逃げ馬から離れた第二集団先頭の位置取りから一瞬にしてぶっち切り。4走前も同じような展開で同じような瞬発力の凄さを示した。3走前はスローとはいえ、他馬が追っ付けどおしになっている中、唯一持ったまま。軽く追って残り150で勝負を決めている。3戦すべてが最後は早めに流し始める余裕でさらに価値を高めた。これだけの強さとスピードが数字的にも裏付けされながら、前々走は小回りと道悪ならばごく普通にハナを切る選択が常識的。逃げた際のレースで一番の強さを発揮してきた馬をなぜか逃げ馬のペースに合わせるという不可解な乗り方で取りこぼしたことが鞍上の資質の低さそのものだろう。同型にロンドンタウンケイティブレイブ。たとえハナ切れてもこれまでにない厳しい展開が待っているだけに強気にはなれない。

ケイティブレイブの人気は帝王賞勝ちに引っ張られたか。昨年とほぼ同じ馬場差にもかかわらず、0秒9も遅い勝ち時計がレベルの低さ。歴代の帝王賞馬とは一枚落ちの評価が妥当だ。いずれにしても重賞4勝はすべて交流戦。JRA馬場になるとレパードS2着が目立つ程度で、その他は入着ラインの一進一退がJRA馬場のスピード基準ということだろう。ここでも単純な上がり時計比較でメンバーNo15、千八限定の上がり時計はNo13。脚質を割り引いても瞬発力不足が脚を引っ張ることは避けられない。

カフジテイクの人気もまた不可解。昨年のこのレース4着がフューチャーされたならば、まったく妙味はない。昨年はとにかく乱ペース。2ハロン目がいきなり10秒台。残り5、4ハロンで11秒台突入から結局ラストのラップは13秒台もかかっている。勝負どころから各馬が前がかりとなって先行馬にとってかなり厳しい流れだったということ。大外ブン回す工夫のない乗り方でも4着に届いていたことも納得できる。本質が千四のスペシャリスト。千八では馬券に絡んだ実績がなく、千六でも連対実績のないスピード型に強調点を見出せないのが現実。昨年の展開は稀で再現はかなり可能性が低くなる。

ノンコノユメは気力で走るタイプをセン馬にしたことがそもそも間違い。数字的にもビフォーアフターとしてはっきり表れている。セン馬として出走した5走前から上がり時計はメンバーNo3、3、4、6、2。これまでキャリア通算10回の最速上がりを経験してきた瞬発力型とすれば、あまりにも低調な結果に終わっているということ。10~6走前と比較するとさらに浮き彫りになる。武蔵野S、チャンピオンズC、フェブラリーS、かしわ記念、帝王賞というGⅠ連戦で、上がり時計はメンバーNo1、2、1、2、2。
得意な距離で取りこぼしが決定的な衰えだろう。自信のあった千六でワイドラインに届くか、届かないかまでレベル落ち。2年以上も勝ち星から遠ざかり、重賞の千八では1着の実績なし。このままゆっくりとフェードアウトのムードは断ち切れない。

ゴールドドリームはマイラーとしての評価で固めている。ユニコーンS、武蔵野S、フェブラリーSで1、2、1着。直線の長さが生命線になるストレットランナー。中京コースに減点はないが、微妙な1ハロン延長に嫌気が出ている。さらに夢を見すぎた海外遠征でスランプ入りの懸念もある。鞍上の神通力も今年は薄らいでいる。

アウォーディーは何を嫌ってここまで評価が落ちたのか。少なくても最近のレースより走る条件が揃っている。右回りがだめなのか、大井そのものが走らないのか。いずれにしても海外を含めた前4走はまったく度外視していいレースだ。1600万勝ちからJBCクラシックまで6連勝で挑んだ昨年のこのレース2着。千八(310000)、良馬場限定の千八持ち時計はメンバーNo2からもここでの低評価は納得できない。決定的なのが休み明け(401213)から叩き2戦目(431000)。衰えなのか、条件が合わないための不振か。ここではっきりする。