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中京裏読み
1R2R
3R5R6R9R10R11R12R
関西
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ローカル
1R2R
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中京11R

3連単フォーメーション9⇒5、3⇒5、3、2、1 (6点)

3連複1軸BOX9-5、3、2、1  馬単9⇒5、3

凱旋門賞制覇という魔力に引き寄せられて今年も2頭のディープ産駒が犠牲となった。どう転んでもゼロに近いディープ産駒の馬場適性。"日本GⅠ好走=凱旋門賞制覇"の図式が成立しないことは客観的に見れば一目瞭然で、重厚血統が一番、凱旋門賞制覇に近いことは歴史が物語っている。

海外挑戦した馬は現地の戦績よりも帰国後に地獄が待っている。海外帰りのスランプ入りは年々強まる傾向。何の問題もなく、今まで同様にリズム良く好走し続けばいいが、ディープ産駒の凱旋門賞帰りにいいイメージはない。マカヒキは1年半以上も連対なしが今も続いて、キズナは結局相手に恵まれすぎた帰国初戦の大阪杯1勝のみの連対実績で引退した。過酷な条件の海外遠征でリズムを崩す傾向が強まっている中、サトノダイヤモンドに今まで同様のイメージを持てない。
つい最近まで現役最強馬だったキタサンブラックをグランプリで堂々たる好位差しから完封。菊花賞制覇を含めて三冠3、2、1着。海外遠征まで負けらしい負けのない通算(712000)は持ち時計や上がり時計以上に貫録を感じさせる。本来はスワーヴ程度を子供扱いできる能力はあっても、海外遠征がすべてを狂わせる可能性が高い。GⅠ密集の春前に超エリートがローカル重賞で始動に陣営の自信のなさだろう。実質1年を棒に振ってピークが過ぎても驚かない5歳馬。ひとまず今後につながるレースができるかどうか。

引退間近なデニムアンドルビー、長期休養で経験不足のブレスジャーニー、年齢的なズブさが目立つようになったヤマカツエースはGⅠで勝ち負けするような馬が登場すれば策はない。スワーヴリチャードはたった1度の強烈なパフォーマンスでも、すでに次世代エースとしての評価に変わりない。ラチにピタリと立ち回った前々走は確かに鞍上のうまさが際立っていたが、それでも最後流して圧倒的な最速上がり。過去10年でNo2タイの勝ち時計など、GⅠ制覇の足固めとしては十分すぎる数字となった。昨年の有馬記念は無念の0秒4差。キタサン目標、スロー確実のメンバー構成ではあってはならない徹底待機。鞍上特有の落差の激しい騎乗ぶりに殺されたと納得するしかない。手前を替えられなかったことは右回り云々より、左回りに慣れていたということ。現時点では右回りより左回り。東京(220000)という現実がレフティーとして資質の高さの証だろう。これまで4度の最速上がりは新馬、東スポ杯、共同通信杯、アルゼンチン共和国杯。それ以外ではメンバーNo2、5、3、2。皐月賞、ダービー、有馬記念と走るごとに磨きのかかった瞬発力なら、距離短縮で直線の長さ延長は望むところ。いいイメージでGⅠ路線を歩むためにもここでしっかり可能性を広げたい。