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東京裏読み
関東
1R2R
3R4R
5R6R
9R10R
11R12R
関西
1R2R
3R4R
9R10R
11R12R
ローカル
1R3R6R11R
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東京11R

3連単フォーメーション10⇒16、1、13、5、15、11⇒

16、1、13、5、15、11、2、6 (42点)

16、1、13⇒10⇒16、1、13、5、15、11 (15点)

3連複フォーメーション10-16、1、13-

16、1、13、5、15、11、2、6 (18点)

馬単10⇔16、1、13、5、15、11、2、6

アエロリットにとって走る条件というより、勝てる条件が揃った。まずは距離。千八以上(110001)から千六(130010)。続いてコース適性の高さ。東京(210000)で東京千六に限ると重賞が含まれても完璧に近い(110000)。さらに持ち時計は圧倒的な1分32秒台ならば、単純な上がり時計比較でNo14は軽く相殺できるだろう。ローテーション的にも申し分ない。休み明け(130001)で叩き2戦目(010000)、叩き3戦目(000010)から成績的には使い減りしやすい完全燃焼型タイプということがうかがえる。距離にコースにローテでも十分だが、乗り替わりも大きな刺激になる可能性を秘めている。
少なくても前2走はうまく乗れてない。千八以上で勝つためにはハナに限られる単調な気性だが、前走は行きたがって折り合い難を露呈、前々走でもハイペースを行きすぎた位置取りで大惨敗しているのが現実だ。時計勝負に強い先行馬。Bコース替わりの超高速馬場では無敵の存在になっても驚かない。

リスグラシューは昨年後半もマイル路線にこだわれば、もっと花開いただろう。牡馬相手にも劣らぬ爆発力。素質上位の期待馬がきっかけをつかんで再び勢いに乗ったという前2走となっている。持ち時計そのものは平凡でこのメンバーNo11だが、千六(232000)の距離実績に加えて、千六限定の上がり時計No3ならまったく問題なし。前2走は回復中の馬場で上がり33秒台連発に価値を見出せる。高速馬場は3歳春の桜花賞以来。ふた回り以上もスケールアップしている現状では楽に時計短縮が可能だろう。5走前のローズSからメンバーNo3、2、1、4、2。牡馬相手だった前々走でも最速上がりにわずか0秒3だけ劣った数字でピークを確信している。いずれにしても直線の長さが生命線になって結果に直結するタイプにとっていいタイミングのコース替わり。

強さとモロさ同居。レッツゴードンキはまさに二極化の結果を覚悟でも、数字的には勝ち負けを意識できるレベル。昨年は同日の1000万より遅いラップの超スローで半端な位置取りが裏目に出た。鞍上が立つぐらいの折り合い難。4角では大外を回りすぎるという不可解な下手な騎乗ぶり。それでも0秒7差が底力そのものだろう。枠順がすべてだったと思えぬ大失態は人気を背負って気負いが足を引っ張ったと納得。気楽に乗れる立場になって牡馬相手に千二で互角の絶対スピード馬の変幻自在のレースぶりに期待したい。久しぶりのハナが一番大駆けへの近道か。1年ぶりの牝馬限定戦で盲点になる。

昨年の覇者アドマイヤリードは正直上がり目がイメージできない。良くて平行線という6歳馬はさすがにいい頃のイメージより割り引きが必要だ。6戦連続で連対して頂点に上り詰めた昨年とは明らかに勢いが違っている。良くも悪くも相手なりまで。最速上がり8回の瞬発力型が前走は休み明け(001105)とはいえ、メンバーNo5の上がり時計にGⅠ馬の威厳が感じられず、牝馬特有の陰りがちらついている。いずれにしても叩き2戦目(110010)の変わり身と斤量1キロ減だけが頼り。

ワントゥワンの前走はクラスの壁というより単なる展開負け。未勝利並みのラップにもかかわらず、隊列で決めた位置取りでは手も足も出なかったのが当然の流れだった。その中で最速上がりに0秒2まで迫るメンバーNo3の上がり時計にひと筋の光。32秒台を3回含んだ上がり33秒秒台を14回経験はもちろん、このメンバーNo1の豊富さ。差し馬としてイメージの強いミスパンテールが3回からも凄さが伝わるはず。何より最速上がりの成績が凄い。これまで最速上がり13回の内訳は(550120)。はまった際はきっちり結果を残している。東京(100010)、千六(232113)は本格化前のデビュー6戦以内の2回と前走だけが掲示板外で、千四(320110)と同等レベルの距離適性の高さもうかがえる。鞍上は14~16年まで重賞未勝利だったが、今年は初GⅠ制覇を含んだ重賞4勝。とりわけ関東で重賞2勝ならば、人馬共に持っている意外性は侮れない。

3走前は同日の1000万より1秒2も遅く、前々走は翌日の1000万より0秒1遅く、前走は過去2年の重、稍重より勝ち時計の遅かったミスパンテール。牝馬重賞の低調さを物語る象徴的な存在でいかにもGⅠでは物足りない。数字そのものにまったく価値を見出せず、これが近年の牝馬マイル路線のレベルの低さということだが、それでもこの程度でGⅠの上位人気になるのは違和感がある。アエロより優れていることは乗りやすいことぐらいで、持ち時計No10、千六限定の上がり時計No9。上がり33秒台以下の経験がわずか3回だけでどう立ち回るのか。雨の降り出しが早まって相当馬場が悪化か、展開に相当恵まれない限り好位差しで通用する舞台ではない。超縦長となった変則的な流れが唯一イメージできる勝ちパターン。1分32秒台の決着では完全白旗。