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9、8→2、J、3、7、1、I (36点)
9、2→J、3、7、1 (24点)
9ー3、7、1ー
3、7、1、8、2、J、I (15点) |
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スピード型が上位を独占した桜花賞から、スタミナが要求される大井外千八に替わって波乱必至。同日の3歳特別より0秒6だけ上回った勝ち時計からもレベルの低さがうかがえる。堅く収まった昨年とは一変して桜花賞上位組は軽視したい。距離、コース経験済みで時計の裏付けがあれば勝ち負けできる。
フィリアレギスは後のニューイヤーC馬ゲンキチホマレに競り勝ったぐらいの実績で初重賞挑戦だった桜花賞を制した。強さ、速さというより鞍上の腕が光った好騎乗。ソツのない乗り方で危なげない勝利は強調点がない。同日の3歳特別にわずか0秒6だけ上回った勝ち時計、スローペースから先行抜け出しで展開の利もあった内容では、一気の距離延長でタフな大井千八をクリアする姿が浮かんでこない。体型的にもマイラー。
インカローズもさらに大きな壁を感じさせている。転入後の5戦で時計が誉められるレースが前々走だけ。なるほど道営時代は千に良績集中のスピード型にとって短距離が本領発揮の舞台ということ。距離延長でスタミナが求められてはどうにもならないか。今年に入って相手に恵まれ続けた結果の良績では強気になれない。鞍上から人気を集めればいいお客。
ブライズメイトは鞍上に恵まれない。嫌な癖がついた牝馬として固まってしまった。前半控えて向正から強引なマクり競馬の大業は相手が上がれば上がるほど確率が低くなる。暮れの2歳牝馬でも好位追走ならば間違いなく差し切っていたラストの末脚。前走も相変わらずスローペース無視で徹底した後方待機。近くて遠い0秒2差はよほどの刺激がない限り逆転は難しい。勝ち負け可能な潜在能力だが、差し競馬を意識しすぎる鞍上で強調点が乏しい。
中心はリモーネフレイバー。心身ともに大人びた成長力は予想以上に上昇カーブを描いている。千二は3戦連続で1分12秒台のスピードと激しい気性からスプリンターとして評価が固まっていたが、千八の前走はがっちり折り合って好位差しから同タイムならば悪くない。なにより迫力十分の馬体はひと際目立つ充実ぶり。JRA交流や牡馬相手にモマれてタフになった勝負根性が加われば、暮れの2歳優駿9着時とは格段にレベルアップしている。鞍上選択も心強い。
ガッツマンテンも脚を測るだけの乗り方に徹した前走で色気が出る。完全に脚を余した37秒9の最速上がりは世代トップレベル。道営時代にはモエレプット、トミノプラネット、インカローズに軽く先着して、最強牡馬のディラクエにも競り勝った実績。5走前には戸塚記念馬のモエレラッキーを軽く差し切って、ロイヤルマコトクンに0秒5差ならば直線の短いコースでは展開負けということ。地力と瞬発力が生きる大井外コースで真価。
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