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3R4R
5R6R
7R8R
9R10R
11R12R


11R
3連複5、Lー3、1、6、4、K、M、J


相変わらず逃げ馬不利の馬場状態で、とにかくスピードよりもパワーと底力が要求されている。実績断然の高齢ルースマズルに最強世代のクレイバクパイプが挑む図式。4歳の2頭はどうにも役者不足のイメージ強い。人気馬同士の決着になる。

アクシデントのあった帝王賞を除けば重賞で上位常連のルースリンドが、奥の手を使って最強コンビの再結成となった。とにかく内田博騎手では崩れない安定感。スパーキングサマーC1着、東京大賞典4着、金盃1着、東京記念1着。負けた大賞典でもブルーコンコルドに競り勝てば、南関東限定戦では上位確定の計算も当然だろう。緩急自在に折り合えて、あらゆる展開に対応可能なレース巧者。最強世代の中心馬が不在なら昨年以上にレースはしやすくなった。自身の衰えだけが焦点。

バグパイプウィンドにはツキがある。賞金的に絶望的だったが、十分に斤量差のある金盃に出走。格下からの挑戦でも状態はピークに近く、斤量に恵まれれば展望は開けてくる。勝負どころで気を抜くような悪癖が解消。破格の時計だった前走でさらにパワーアップした上がり馬は、父と同じような快進撃で勢いが止まる気配はない。前々走でブルーホークと0秒5差はほぼ脚質の差。すでにオープンレベルまで完成されているレースぶりなら、胸を借りるというよりも正攻法で挑むか。

素直にクレイアートビュンの成長力を認めるべきなのか。見た目からはイメージできないほどパワーを秘めた瞬発力型として完成形に近づいている。昨年の夏にようやく重賞挑戦の遅咲きで、5戦して2、1、3、8、2着は交流重賞の浦和記念、東京大賞典が含まれた胸を張れる実績。浦和記念で大きく先着したルースリンド基準なら、ここでも勝ち負けレベル。

最近は行くこともできなくなったマズルブラストが久しぶりに逃げられる条件と相手で近走以上の渋太さが期待できる。もうすでに後がない7歳馬で、南関東限定の中、長距離重賞だけが狙い目になっている。4走前にはルースリンドと一騎打ち。今度は気楽に乗れて怖さが出た。

ダービーグランプリ制覇を最後にマンオブパーサーは燃え尽きている。直後のJBCクラシック5着はボンネビルレコードハードクリスタルに接戦。それが3歳時だったことを考慮すれば、これまでの最悪に近い成績からも深刻なスランプがうかがえる。あれから2年半。掲示板もなかったドン底から前走で一筋の光がみえたことは確かだが、格下馬にあっきり差し切られた現状が復調途上を物語っているだろう。ひとまず現時点での力を測りたい。

最強世代とは一枚落ちのレベルでどうしても入着ラインが限界になるギャンブルオンミーは大井二千に条件が変わっても強気になれない。時計勝負で分が悪く、新鮮さを欠く現状。千六〜千八がベターのいい脚一瞬の差し馬は見せ場まで。

芝でもダートでも結果の出なかったドリームスカイのJRA勝ちは夢で終わりそうだ。低レベルが否めない谷間の世代。芝で走らないのは納得できても、低調なオープン特別の前走はアクシデントがあったとしても、不甲斐ない内容だった。長く低迷が続きそうな惨敗。南関東に戻って突破口を探りたいが、本質がマイラーでは条件は悪化したまま。ダービー馬の威厳はすでにない。