5→2、1、10、8、7
2→5、1、10、8、7
5、2→5、2、1、10→
5、2、1、10、8、7 (24点)
5、2−5、2、1−
1、10、8、7 (10点)
オープン特別といっても少頭数のハンデ戦ではペースが速くなることはない。ロイヤルが強気に行くか、順当にチヨノが主導権を握るか。いずれにしてもどちらも番手競馬に確かな手ごたえがなければハナがベストであることは間違いない。時計勝負にメドを立てても、スローに近い流れになるとズブいヤサカはギブアップ状態。世代そのものが低レベルのブルーは半信半疑。
ヤサカファインは完全に手の内に入れた鞍上とのコンビで快進撃が続く。置かれるズブさでこれまで4角大外ブン回しが当たり前だった不器用な追い込み馬が、石崎駿騎手に乗り替わって馬群を捌くことをマスターした。千四以下で(3011)のコンビで、4着が0秒6差と実に安定した実績なら絶対的な信頼を置ける。前々走でいきなり持ち時計を2秒以上も短縮したことによって時計勝負の不安を一蹴。とにかく不発のない瞬発力はデビュー当初より20キロ増の馬体がそのままパワーにつながってきた。内々でじっくり脚をためれば、スローになっても馬券圏外は考えにくい。
ブルーラッドの実力がどのくらいなのかはっきりしない。確かに重賞3連勝は実績断然だが、戸塚記念2着ブルーヒーローは古馬相手にまったく歯が立たない現状。埼玉栄冠賞2着がカネショウアトラス程度ではレースレベルに疑問をもつのも当然。もとより古馬相手にまったく通用してない低調な世代で、この条件でも疑ってしまう。浦和記念は掛かって逃げるスマートファルコンに交流重賞で慣れてない鞍上のエーシンモアオバーが競りかけて考えられない超ハイペース。負かしにいったというより、単につぶしにいっただけの共倒れ。じっくり折り合い重視で挑んだタイプには展開が恵まれたことは明らかで、前走のマクっただけでレース終了が本来の姿なら58キロを背負って苦戦を強いられそう。ここで真価を問う。
チヨノドラゴンは千四でも長めのスプリンターだが、千四(3001)が能力の高さ。千二以外では番手競馬が利かなくなる単調さで、ハナが確定的な相手と乗り替わりで色気が出る。4走前は大出遅れでスタート直後にレース終了となった問題外の内容。52キロなら少なくても1分27秒前後は確約できる。
ロイヤルマコトクンは正念場が続く。どうにも中途半端な乗り方で、以前の実績が過去の話になってきた。ハナ切って完全燃焼タイプが控えて自滅という悪循環。同じ鞍上が続く限り、再び淡白な競馬になることは簡単に予測できる。ここでも消極策なら上位はみえない。スタートに力が入る。
ロイヤルボスは距離短縮に活路を求めても、絞れない馬体では以前の輝きに戻ることは難しいだろう。ここで見せ場もなければ、年齢からの衰えと断言できる。チェレブラーレは長期休養で競走馬生命を失ったか。2角すぎに行きっぷりが悪化してレースが終わるという最悪な内容の連続。見た目は悪くないだけに精神面のスランプはかなりの重症。
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