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11→2、9、12、7、4→ 2、9、12、7、4、1、13 (30点) 2、9、12→11→ 2、9、12、7、4、1 (15点) 朝日杯の1、2着馬はいずれも道中ラチ沿いでロスなく立ち回っていた。ハイペースを好機のマクりで0秒4差だったトウケイヘイローは勝ち馬並みに価値がある。終わってみればタイレコードの1分33秒4の極限のスピード決着。外を回った馬には最悪な条件だったにもかかわらず、経験不足の千六で見せ場なら十分すぎる内容だろう。前々走まで連続最速上がりの切れ味はすでに世代トップレベル。前々走は京王杯馬レオアクティヴ、オメガハートランドと同タイムの最速上がりでレコード駆けにGV優位が示されている。 激しい気性がいい方向に向いてきたオリービンは押せ押せのローテーションでも、走るたびに好位差しが安定してデビュー当初より格段に成長した。先行抜け出しが圧倒的に多いダイワメジャー産駒の中で、前走の最速上がりはイメージ一新の差し切り勝ち。4角前にムチが入る行きっぷりの悪さだが、直線入るとほぼ馬なりで先頭に並びかける反応の良さに良血の片鱗がうかがえる。距離はベスト。 狙ってみたいのがタイセイシュバリエ。デビュー当初はスタート下手もあって必要以上に控えて脚を余す競馬が続いたが、ここ3戦は好位から折り合い自在のレースセンス。前々走は最後流して1分34秒台。前走は直線入口の伸びかけたところで前をカットされてブレーキをかける大ロスでも再点火して0秒5差に中身の濃さが表れている。ハイもスローペースも経験済みで結果を残せば、人気薄でも無視できない。 シゲルアセロラは典型的なハナを切って完全燃焼の逃げ馬としての評価で固めていい。惨敗した3走前はスタートミスでレースが終了しただけ。直線半ばでセーフティリードとなった前々走や二の足を使って後続を完封した前走が真骨頂。ハナにこだわりのないマイネルアトラクトのハナを叩けば上位がみえてくる。 ジェンティルドンナはディープ産駒らしい超スローの強さで快勝して人気になって危なさが漂う。馬場は違うが朝日杯とは5ハロン通過で4秒5も遅いラップ。千四までの経験のシゲルが60秒以上の遅さで逃げることは考えられず、少なくても前走より2秒以上、速いラップで結果を残さなければならない試練は相当高いハードルになる。 スタート直後でまったく行き足がつかないグラーネだが、内千六で結果が出た前々走ならば悲観することはないか。直線入口に早々あきらめたデビュー戦は論外で、連続の最速上がりとなっている前2走が本来の姿だ。前走は余裕のひとマクりでも追って突き放すのに時間がかかったことがひとまず課題。 ピュアソウルは数字どおりに細くなった馬体回復が大前提で、前走は折り合いを欠くリズムの悪さも心配。ヒシワイルドはGTの経験がどこまで生きるか。現状はスプリンターのイメージが強い。千四までの距離経験でもタツストロングは磨きのかかった瞬発力に凄みを感じる。
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