9、7、6→9、7、6、12、1→
9、7、6、12、1 (36点)
9、7-6、12、1、8、5、11
デビュー前の2歳馬と思えぬ豪快な追い切りだったメイケイペガスターは案の定、実戦でも規格外のスケールの大きさだった。上がりレースラップに10秒台が含まれる極限の瞬発力勝負で、致命的になる直線前が壁。それでも強引に割って残り100で先頭に並んで突き抜けた内容は時計、着差以上に凄みがある。自在性と勝負強さ、さらに一流を裏付ける上がり33秒0でデビュー2戦目の重賞勝ちが計算できる。
テイエムイナズマは地味な血統に反してレースぶりが派手。前々走は引っ掛かって不完全燃焼となったが、一変した前走に絶対能力の高さが示されている。大マクりの強引な競馬でも直線並ばれると二の足を使って振り切る貫禄勝ち。メイケイ同様に10秒台が含まれる上がりで勝ち時計は2秒近くも時計が速い。キャリア2戦、すでに千八も経験済みなら理想的なステップ。
ダンツアトラスは早くもクラシック候補となったコディーノに0秒4差。加速する上がりレースラップのレベルの高さで34秒台の末脚は本物だったことが前走で証明された。早くも好位差しにメドを立てたレース巧者で、むろん距離短縮でも何ら問題はない。いつでも動ける外枠を再び引いて前走の再現を狙う。
コレクターアイテムは牝馬限定戦からいきなり重賞へぶつけてきた。勝ち時計そのものに特筆すべき強調点はないが、坂を上がってからの瞬発力に将来性を感じさせている。上がりレースラップは10秒台が含まれて好位差して出世を確約させている。試金石以上の期待。
新潟2歳Sは前週の500万に0秒4も劣る勝ち時計ならレースレベルに疑問。サウンドリアーナは素直に重賞3着の評価ができない。ギリギリ折り合うような行きっぷりは距離2度目で解消しそうだが、スロー確実で33秒台が求められる瞬発力勝負はいぜん未知数。千二から距離延長で挑むマイネルエテルネル、カオスモス、クラウンレガーロは厳しい条件。マイネルは両極端な位置取りで2連勝を決めたが、千二で横綱相撲した馬は典型的なスプリンターが自論。カオスは修正不可能な連続スタートミスでいぜん好走パターンが固まってない。この中ではクラウンが距離克服の可能性高いが、千六で34秒台の脚が使えるかは微妙だろう。 |