12、13→12、13、14、11、1→
12、13、14、11、1、4、15 (40点)
12、13-14、11、1、4、15、8
ガンジスは見た目に反してレースぶりが実にパワフル。ダートのキャリア4戦目にもかかわらず、着差以上の強さとなった前走で重賞級と確信させている。直線前が壁になって外出しに時間かかったが、かなりのロスがあっても11秒台が含まれる上がりレースラップを差し切ったことにスケールの大きさが伝わってくる。500キロを超す大型とは思えぬコンパクト体型でも、規格外の瞬発力と馬群にまったく動じない精神力の強さがリンクして短距離ダートで本格化急。脚質的に東京ダート千四はベストに近い。
癖馬のファリダットは乗り方ひとつで結果が左右される。初重賞制覇のかかった前走は必要以上の消極策が見事に裏目。勝機の浮かぶ相手関係だったが、勝負どころでほぼギブアップの位置取り。どうしてあれだけ控えるか不可解な乗り方で、大逃げの形となってペース判断が見極められなかったのが現実か。いい脚を使ってもいつもの鋭さがなく、着差ほど接戦したイメージはない。最後流して圧勝した前々走からも、距離というよりコース体形に大きく左右されるタイプの可能性が高まっている。スタート直後に芝を走らない東京ダート千四は前々走と同じ形態。改めて再現を期待。
順調に使えればマルカフリートは重賞ロードへ。スタートにムラのあった以前のイメージを変えなければならないほどレースぶりは一変している。太めの前々走からひと叩きでさらなる強さ。中団後方外から息の長い末脚で踏ん張っていた逃げ馬に競り勝った。北海道SCがきっかけとなってあれから5戦中3度の最速上がりなら本物の強さ。距離に融通が出たのは心強い。
インペリアルマーチは底がみえた。前走は3角前にハナに立ったが、けっして無理のない逃げ。直線半ばでセーフティリードの勝ちパターンから一変して最後バッタバタは単なる休み明けだけが敗因ではない。以前ほどのしぶとさがなく、苦手意識のある東京で生まれ変わることはないだろう。良馬場より道悪が理想。
インオラリオも同様に良馬場で限界が見え隠れてきた。休み明け初戦で驚くレコード駆け後の前3走があまりにも不甲斐ない。残り1ハロンから失速が始まる低調さでは、年齢的にもゆっくり下り坂が妥当な判断か。いずれにしても集中力がほしい。
個性派の追い込み型トシギャングスター、デュアルスウォード、ゴールドバシリスク、シセイオウジなど末脚自慢が集結だが、インペリアルに絡む馬が少なく展開的には厳しい。 |