7、6、10、8
7、6→10、8、12、11、1 (30点)
7、10→8、12、11 (18点)
7、6、10、8、12
ナムラビクターは見るからに切れ味よりパワーのダート馬。ダート重賞2着でも、いぜん芝に見限れない陣営に驚きだろう。すでに芝のデビュー戦2秒7の大差負けで懲りない芝へのあこがれ。2戦目に10番人気で快勝から前々走まですべて馬券圏内のダート適性の高さは成績的にもはっきりしている。それでも未知なる古馬オープンで最悪なステップから挑む3歳馬にはさすがに半信半疑。圧勝可能な力関係だが初コース、初の関東遠征、未知なる距離でポカがあっても驚きはない。
リバティバランスは控える競馬に限界を感じさせている。準オープンでは無敵に近い強さを誇る実力馬が、オープン昇級後は流れについていくのが精一杯という不甲斐なさ。前走は前半引っ掛かったとはいえ、直線半ばでギブアップになる着差以上の完敗から強調点が浮かばない。ソリタリーキングに0秒4差はすでに過去の遺産か。休み明け初戦でいきなり正念場。
グラッツィアの前走はまったく流れに乗れなかった。向正でハナを切るリズムの悪さで、3角まで引っ掛かる折り合い難。休み明けや関西遠征などを割り引いても中距離戦に課題を残す結果となっている。千七、千八に良績集中ではある程度の経験が必要か。強調点は見た目の良さだけ。
パワーストラグルの前走は上がりレースラップに11秒台1つが最低条件という2歳未勝利並みのラップですべて12秒台の平凡な数字。人気馬同士が牽制しすぎた単調なレースなら中身は薄い。もとよりパワー重視の地方馬場で良績集中。時計を求められると手も足も出なくなる。
大駆け狙いならマイネルアワグラス。東京ダート(3033)で特異な東京二千百は4、1、1、3、10、3、4着。はっきり見た目に衰えを感じない限り、無視できないほどダート重賞で実績を残してきた。オープン特別で56キロなら、まだまだ古豪健在を示せる。
セイリオスは前走時の見た目に調子落ちの兆候。押せ押せのローテーションのツケからの夏バテか。いずれにしても最近の中では一番状態の悪さを感じれば、ひとまず仕上がり優先。未知なる距離でも得意の東京替わりで相殺されて減点はない。
オープンでの経験が浅いグリッターウイングの前走大敗は割り切るべき。見せ場十分のマクりで0秒9差は今後につながるいい経験で、アンタレスS0秒6差がフロックでないことが示された。休み明けや東京に今ひとつの戦績でも軽視できない。 |