10、6→1、8、13、15、5 (30点)
10、1→8、13、15 (18点)
6、1-6、1、8、13-
10、8、13、15、5、16 (24点)
驚くような持ち時計がなく、あくまでこれまでのインパクトだけが頼りに人気の差が出るようなメンバーならナンシーシャインでも通用する。逃げ馬がバテて差し切れたデビュー戦でも最速上がりだったが、前走はスタートミスで最悪な位置取りから再び最速上がり。初芝で0秒4差まで迫れば着順、着差より中身を重視できる。差し馬の中では際立つ末脚なら、もちろんフロック駆けではなく、絞れて馬体良化の前走からさらに上積みが見込める。
インパクトではアユサンも負けてない。考えられないほどペースが落ち着いたが、好位から馬なりでマクってそのまま先頭。残り1ハロンで勝負を決めた瞬発力に一流馬の片鱗を感じさせた。前走の2、3着馬が次走楽勝。
ラヴネヴァーダイズの前走はスタート後、かなりの時間で首を上下する気性難を露呈した。それでも上がりレースラップが加速する12秒4-11秒7-11秒1の数字で楽に差し切り勝ちを決めたことに大物誕生を予感させる。
ジーニマジックは前々で唯一残った前々走や残り1ハロンで突き放して最後流した前走など、時計にはっきり表れない強さが魅力。相変わらず馬体は良く映ってローテーションも理想どおり。ダイワメジャー産駒は前々勝負で大成が自論。
テンシンランマンは結果的に横綱相撲の前走でも内容的に不満が残る。手ごたえ十分で直線の追い比べに持ち込んだが、外から並ばれると何度も手前を変える幼さ。それでも振り切った完封劇を評価するかで取捨が決まるだろう。18キロ減は何も気にすることのない馬体の変化。
コレクターアイテムは致命傷になるスタート難とズブさがネック。デビュー3戦目の2歳牝馬が馬群を縫って直線突き抜けるイメージはどうしても浮かばない。前走は翌日の古馬500万より5ハロン通過で1秒2も遅い超スロー。実質残り3ハロンだけの瞬発力勝負だから他馬よりワンテンポ遅い仕掛けでも通用した可能性が否めない。ここで大外一気を決められるほど完成度が高くなれば鞍上の腕の見せどころ。
エイシンラトゥナは前2走のレースレベルが微妙で強気になれない。デビュー戦でこの馬以外の勝ち馬はわずか1頭。前走も2着馬はその後、自己条件で惨敗。未勝利だった4着馬はその後2戦してようやく初勝利。6着以下に有望株不在ならば、単なる相手に恵まれた2連勝ということで割り切れる。
ネロディアマンテの前走は完璧な好位差し。直線半ばまで勝ちを意識できる勢いもあったが、勝ち馬に並んでから勢いを失っている。距離か、時計か、瞬発力か。いずれにしても距離延長、良馬場の直線長い東京コースで前走以上のパフォーマンスは望み薄。
バリローチェは確たる裏付けがない。ディアデラノビア、マゼランの下という良血馬。さらに騎手、厩舎の黄金ラインで実力以上の人気ならば妙味なし。前走も勝負どころで手が動き始めて直線ではこれ以上ない渾身追い。この馬以外に勝ってない低調な牝馬限定のメンバーでは、最速上がりはもはや強調材料にもならないか。 |