2→14→9、11、12、10、6、5、8
2→9、11、12、10、6、5、8→14
14→9、11、12、10、6
2、14-9、11、12、10、6、5、8
エーシントップの前走は決して悪くない中身だった。負けたことよりいい経験ができたと納得できるだろう。デビュー2戦は圧倒的なスピードの違いで逃げ切り。前々走はモマれない外々を絶好位から抜け出せば、3角前にマクられてモマれる馬群の位置取りを余儀なくされた前走は0秒7差に踏ん張れたことが驚き。改めてこの馬の奥の深さを感じさせた。逆に言えば前走ではっきりした控える競馬での未完成度。ここで重賞勝ちを決めるには迷いのない逃げになる。改めて自分のスタイルを貫けるかどうか。ある程度無理してハナにこだわっても耐えられる持ち時計。
カオスモスの評価は前走で一変した。デビュー2戦目から4戦目まで限界に近い距離が敗因と思われたが、前走の結果から瞬発力勝負に限界がある先行として評価を固めたい。直線ヨーイドンとなったデイリー杯より馬場は違うとはいえ、5ハロン通過で2秒以上も速いラップを刻んだ前走は別馬のような勝負強さ。がっちり折り合って直線では追い出しを我慢できるほど十分な手ごたえから突き抜けている。時計は翌週とほぼ同じ馬場差でジュベナイル、1000万を軽く上回っていることが決定的なレベルの高さの証。前走のように流れるかどうかが勝負の分かれ目になる。
2歳~3歳春まで完成手前の重賞では結局最後は経験の差が大きく左右する。朝日杯を勝ったロゴタイプでさえ、すでに重賞2度経験済みだったことを考慮すれば、未勝利で絶対的な安定感を誇っていたレッドアリオン、ヘミングウェイ、アルバタックスより、ザラストロが魅力になるのは当然か。とにかく前走は最悪に近い乗り方で完全なる度外視レース。必要以上にスタート直後から控えて必要以上に4角外にブン回し。いくら追い込み型としても、これだけロスのある乗り方ではGⅠで通用しない。もとよりフロックではあり得ない重賞レコード勝ちの実績。前2走より一気にレベルダウンした相手関係になれば展開ひとつ。ネオウィズダムも同じように前走は下手乗り。3角前に完全に引っ掛かって無謀な大マクりでレースが終われば一過性のポカとして割り切れる。ハナを切れた際だけに怖さ。
タマモベストプレイには怖さを感じない。デビュー戦は惨敗を覚悟した4角前の手ごたえの悪さ。前走はムチ1発だけの快勝でも、真っすぐ走らせるのに苦労した若さ露呈。兄に千四までの限定スタミナだったタマモホットプレイ、タマモナイスプレイなどが揃えば、自身の若さと未知なる距離で今までどおりのパフォーマンスは難しくなる。先行馬で上がり35秒前後、差し馬で上がり34秒半ば。時計は1分34秒前半が求められる例年並みの決着では、連対から先が遠いか。いずれにしても力試しの一戦。 |