７、１、８→７、１、８、10→

７、１、８、10、５、２　(36点)

７－１、８－

１、８、10、５、２、６　(９点)

朝日杯４着フラムドグロワールが京成杯で大惨敗、５着ティーハーフがオープン特別で取りこぼし、６着ノウレッジの京成杯凡走は距離不適で納得だが、レースレベルに疑問が残る朝日杯組の全体的な不甲斐なさ。時計ほど凄みのないことは否めなくなってきた。１、２着馬は別格の強さなら、３着馬ゴットフリートは最後の砦。確かに恵まれた一面もあった。ハイペースのマクり合いのサバイバルで、２着コディーノを大名マークのため仕掛けを我慢できたことが奏功。結局コディーノを通ったコースをそのまま選んだ０秒４差でも、それなりの評価はできるだろう。最後方の位置取りだった組に最速上がりは奪われたが、上がり時計はコディーノと同タイムのメンバーＮｏ３。デビュー２戦連続の最速上がりだった切れ味は世代トップレベルでも通用するということ。もう一段の成長が今後の課題で、クラシック出走を決めるためにも賞金加算が最低限の仕事となる。いずれにしてもここ凡走なら朝日杯のレースレベルはがた落ち。

ラウンドワールドの前走はレース前から決め撃ちの試走だった。逃げ馬不在のメンバーでスタート直後にまったく行く気を見せずに離れた後方待機。１頭だけ蚊帳の外でレースを追えたが案の定、中１週の京成杯へ。結局雪で順延になって使わなかったが、えげつないほどやる気のなかった前走は、あくまで調教替わり。３走前は現３勝のマイネルホウオウ相手に横綱相撲。前走はコディーノを本気にさせた最速上がりの０秒３差。体調さえ整えば圧勝しなければならない力関係で、雪中止の影響がすべてのカギを握る。大幅な馬体の増減は先週惨敗したリグヴェーダの二の舞の恐れ。

マンボネフューはもう１戦の経験がほしかった。確かに豪快なレースぶりは魅力十分。３走前こそ出負けでリズムを失って取りこぼしたが、前々走はＧⅠ馬ロゴタイプを上回る最速上がりで、３着馬に０秒７差が能力全開時の基準値。これからの成長株で強さとモロさ同居は納得の狙いになる。前走は初距離だったとはいえ、道中行きたがり、直線の追い比べでは真っすぐ走らせるのに苦労する若さを露呈。現時点では評価が定まらないのが本音だ。馬体から受けるイメージも大物感なし。

メイケイペガスターは派手なデビュー勝ちと前走が本来の姿。スタートでミスをして道中は掛かり気味、終始後手後手になった前々走はあくまで度外視できるへぐりの一戦であることは間違いない。デビュー戦は直線前が壁になっても強引に割って正味残り100だけで一気差し。前走は随所に掛かる仕草で、直線だけの競馬から０秒２差に底力がうかがえた。３戦中２戦で最速上がりの切れ味は天井知らず。ラチに頼らぬ位置取りになった際にどう折り合うかが焦点になる。

クロスボウは矯正不可能なスタート下手がネックでレースレベルが上がるとますます狙えなくなる。デビュー戦は超スローで上がり33秒台が絶対条件の中、34秒５という平凡な数字。前走も４角前に致命的となる反応の鈍さで置かれては、ある程度の時計と上がり時計が求められる重賞では、まだまだ役者不足だろう。ひとまず胸を借りて力試し。

逃げ切れるラップを刻みながら、着差以上の完敗となったマイネルマエストロはパンパンの良馬場で真価を問いたい。得意のマイルでも見せ場のなかった前走で体調そのものに疑問が残るザラストロは心身ともにプチスランプか。超スロー続きで持ち時計は平凡だが、トウシンモンステラは穴馬としては面白い存在だ。デビュー戦は10秒台が含まれる上がりレースラップを凌いで、前走は必要以上の消極策が裏目に出て脚を余した最速上がりだった。乗り替わりと東京コース替わりの刺激を得て化ける可能性。