12→13、4、1、15
12-13、4、1、15、11
エーシントップが強さを改めて証明する。3角前にマクられてリズムを崩した前々走を除けば完璧な4戦4勝で、楽にGⅠに届く済みがある。直線半ばで二の足を使って完封したのがデビュー戦。同型にまったく並ばれず、太めの馬体で振り切ったのが4走前。未知なる番手でタイレコード勝ちの3走前が真骨頂ならば、過去10年で5ハロン通過がNo2の速さにもかかわらず、3着以下には影も踏ませぬ楽勝を決めた前走も納得できる。好位差しではいくら手ごたえがあっても持ち味が活きないと前々走でわかれば、乗り方に迷いはない。本番へいいリズムで向かうためにもハナにこだわって力でネジ伏せるべき。
世代レースの短~マイルの中でシンザン記念のレースレベルの高さは特筆もの。結局届かなかったが、鞍上が大事に乗りすぎたことが否めず、それでも0秒4差まで迫ったレッドアリオンが乗り替わりで生まれ変わった。前走はこれまでと一変した積極策から突き抜ける横綱相撲。見た目に迫力を失いかけた8キロ減の馬体だったが、追えば追うほど伸びる瞬発力なら、ひとまずひとつ上のステージにレベルアップは間違いない。押せ押せのローテーションでも素質開花を感じさせる豪快な勝ちっぷりに好感。落ち着きと馬体キープで上位が確定する。
ゴットフリートはここで真価を問いたい。朝日杯は時計ほど凄みのないことがすでに証明されている。さらに差し追い込みを決めた馬のその後の低調ぶりが決定的な裏付け。前走も明らかにメンバーに恵まれた2着なら、重賞2着ほどの凄みは感じない。勝ち馬はへぐりとはいえ、次走が惨敗。3着マイネルストラーノは次走スプリングSで見せ場なし。4着ラウンドワールドは体調崩して休養入りに表れている。見た目からはスピードよりパワータイプ。雨を待つ。
マンボネフューは切れ味タイプではないことがはっきりしている。早仕掛けからネジ伏せるような流れが好走パターンで、スピード、器用さ、瞬発力を求められる中山千六にイメージの合わないのが本音。サクラディソールはギリギリ折り合ったという前走で評価が揺れ始めた。並ばれて淡泊に交わされる姿は着差以上に能力の開きを感じさせる。プリムラブルガリスはいい脚が一瞬で終わった前々走、勝負どころで置かれた前走など、いぜん発展途上の若さ露呈。
何度も重賞経験してきたマイネルホウオウの底力に期待したい。前走は実績もありながらなぜか盲点になっただけ。デビュー戦で後に新潟2歳馬となったザラストロを完封、5走前にはゴットフリートに同タイム。重賞5、3、2着のあるバッドボーイには先着している。前走はロゴタイプを上回る上がり時計で0秒3差まで迫れば文句なしの有力候補。 |