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京都裏読み
関東
4R
8R9R10R11R
関西
2R4R
5R9R10R11R12R
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京都11R

3連単2軸マルチ18、3⇒7、14、4、9、11、5 (36点)

18、7⇒14、4、9、11、5(30点)18、14⇒4、9、11、5(24点)

月曜日にハンデが決まった瞬間からサトノノブレスに連覇のイメージがなくなった。パワーが足りないディープ産駒。直線坂コースを苦手にして、極端な時計勝負にも上がり勝負にも確かな裏付けがない。スピード比較でもこのメンバー比較で千八、二千、二二、二四、二五の最速持ち時計のない現状が決定的な証となっている。昨年は55キロ、1番人気になったのが重賞未勝利のアドマイヤフライトで条件的に恵まれた一戦だったことは言うまでもない。有馬記念は同日1000万より5ハロン通過2秒1も遅い超スローで正味、終い4ハロンだけの競馬では勝ち馬と着差がなくて当然。

今年もここから重賞ロードへ羽ばたく登竜門になりそうだ。実績よりも勢い。重賞挑戦は青葉賞以来の3戦目になるトウシンモンステラで十分に太刀打ちできる。昨年1000万、1600万卒業に手間取っていたが、前3走は明らかに以前より成長がうかがえた。スピードよりスタミナを活かしたレースに良績を残してきた馬が一変して時計勝負に強さ。走るたびに自己ベストを更新して、前走の数字はこのメンバーでも最速の数字を誇る。これまで34秒未満の上がり時計が4度、最速上がりは実に7度の切れ味を加味すれば、サトノと4キロ差のハンデ54キロはあまりにも恵まれている。前走の馬体こそが理想形。

本来ならここで菊花賞から直行ローテの4歳馬の狙いがセオリーだが、再三指摘しているように昨年の菊花賞直行ローテは大幅な減点が必要だ。極限のレコード決着の反動がどの馬にも表れている。菊花賞4着タガノグランパの次走マイルCS10着は納得しても、5着ショウナンラグーンが恵まれたオープン特別4着。6着サトノアラジンは自己条件で取りこぼした6着。7着マイネルフロストは中山金杯6着、ワンアンドオンリーは完全にリズムを崩してジャパンC7着、有馬記念13着でいずれも見せ場もない。このレースの怖さは二ケタ着順でも反動が出ていることだろう。11着ヴォルシェープが1番人気を裏切って、ミヤビジャスパーは先週のレース中にパンクした。8着トーセンスターダムが次走重賞勝ちで気を吐いただけで、ここまで凡走が続けば単なる偶然ではないと断言できる。15着シャンパーニュ、16着トゥザワールドの次走好走から、どうやら3分4秒以上という例年並みの時計なら反動の心配はないということ。3分2秒台のハギノハイブリッドも中途半端な休養で悪夢の連発か。

芝、ダートを問わず、コンスタントに走った全兄タマモホットプレイが千二~千四で6勝のスプリンター。全兄タマモナイスプレイは千八勝ちがあるものの、平凡な時計で千四~千六6勝のマイラー。少しずつ距離に融通が出ているとしても、二千以上の距離でイメージの浮かばなかったタマモベストプレイは底知れぬ怖さが出てきた。現実に一昨年の菊花賞8着、有馬記念5着、昨年の阪神大賞典8着。目黒記念8着は0秒5差なら勝ち切れないまでも展開ひとつで馬券圏内突入までスタミナを強化している。

ホーカーテンペストは復活というより、以前よりすべてにおいてレベルアップしている。イメージを変える連続最速上がり。前々走で自己ベスト更新、前走は初距離を横綱相撲ならスピード、スタミナ、瞬発力強化の明らかな裏付け。課題は連チャンの利かない厩舎ということ。馬なり調教の弊害で強い競馬の直後は凡走する馬が多数。激走後もきっちりしたローテーションを守れるスタミナがない。

ホーカーと同じように変わり身をうかがえたのがダコールだ。どこか勝負弱く、勝ち味の遅さがこの馬の特徴だったが、前走は着差以上の完勝で色気が出る。京都(422001)、叩き2戦目(002200)。二千二でなく、二千四(121001)を強調する。