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中山裏読み
関東
4R
8R9R10R11R
関西
2R4R
5R9R10R11R12R
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中山11R

3連単フォーメーション17、8、7、13⇒17、8、7、13、12⇒

17、8、7、13、12、11、1 (80点)

ハービンジャー産駒が重賞勝ちへリーチ。外枠でもベルーフへの信頼は揺るがない。産駒特有の頭の高い独特な走法で見た目はマイラー色の強い体型でも強い馬は強いということ。デビュー戦の上がりレースラップは11秒4-11秒2-11秒2の減速なし。前々走も全11秒台だが、時計は2秒0秒台の決着という超ハイレベル。勝ち馬はブエナビスタ級の派手な勝ちっぷり。無事ならばクラシック総ナメ可能なルージュバックで納得の2着だろう。デビュー戦からメンバーNo2、No3の上がり時計が前走で最速。馬体も磨きがかかって走るたびに良化を示している。母は重賞2勝のレクレドールで、パワーも求められる中山コース替わりはイメージどおり。

血統比較でヒケをとらないのがタケルラムセスだ。母はケイティーズ一族のヒシピナクル。母の姉ヒシアマゾンほど派手な実績を残さなかったが、それでもローズS勝ちの重賞ホルダーで、その仔の期待値は大きくなる。いずれにしても距離の壁が近いのは避けられない宿命。二千までの完全燃焼型は時計がかかりやすい中山こそ輝く舞台。

ここがキャリア6戦目。すでに劇的な変わり身を期待できなくなったのがソールインパクト。デビュー当初の切れ切れのイメージが薄れて、ディープ産駒としては屈辱的な良くも悪くも相手なりという表現がしっくりくる。5戦して最速上がりはわずか1度。直線ヨーイドンとなった前々走がメンバーNo5の上がり時計が決定的な証拠となっている。パワーも求められる中山コース替わりが頼りだった前走も着差以上に能力の開きを感じさせれば主役としては物足りないのも当然。

一戦ごとの成長力はブラックバコが一番。直線で少しフラつき気味だったデビュー戦から驚くような上昇度。父からイメージしづらいが、ディープ産駒に見劣りしない瞬発力でパワーとスピードがバランス良く融合されている。勝ち馬シャイニングレイソールインパクトダノンメジャーを上回り、ティルナノーグと同タイムの上がり時計を素直に評価する。

クラージュシチーの前走は案外だった。デビュー2戦連続の最速上がりの切れ者が得意の直線だけの瞬発力勝負で競り負けた。中1週で激走の反動やひと息入って万全ではなかったのが理由とも思えぬ凡走。上がり時計がメンバーNo5の数字では下方修正が避けられない現状になっている。ここも凡走ならば独特な頭の高い走法から本質千六~千八ベストが決定的になる。

超スローで絶対的に前々有利な流れ。絶好の位置取りから競り負けたクルーガーはやはりダートベターが前走ではっきりした。ベルーフより劣った上がり0秒5差は超スローで絶対的な差。

ディアコンチェルトは血統や見た目以上に奥が深い。一戦ごとに距離を延ばして前2走でいずれも最速上がり。クラシック級が多数出走していた中で世代一線級の瞬発力を示せば乗り方ひとつ。