13⇒6、12、4、10、9、8、14、5 (168点)
6歳にして重賞の主役へ。ワイドバッハがいよいよ飛躍する年となる。デビュー4戦連続のダートからいきなり5戦目で芝重賞アーリントンCの挑戦。見せ場もなく終わって再び次走はダートに出戻り。それでも最悪なローテで0秒4差の5着にこの馬の秘めた能力を感じさせていた。休養後は1000万で卒業を決めることができず、結局降格後の2連勝で本来のリズムを取り戻している。ここ1年半で掲示板を外したのが、プロキオンS(0秒4差の7着)とチャンピオンC(0秒5差の6着)だけ。これまで最速上がりは13回。弾けるような瞬発力にまったく陰りがなく、むしろ以前よりも迫力を増している。現実にオープン入りしてから8戦中6戦が最速上がり、ここ3戦連続中からも凄さが伝わるだろう。何といっても前走は1年半ぶりの千八。千八以上の経験が5度の中、直線だけで0秒5差に迫ったから驚いた。とにかく以前より数段の地力強化。京都(412111)、千四(422311)、57キロで死角を探す方が難しい。
休み休みで扱いづらいが、エアハリファは休み明け(331010)で東京(220000)。千四、千六(320000)の条件が揃えば、主役級の扱いが必要になる。地道なローテーションを貫いて前走でようやく重賞2戦目。掲示板を外したのがわずか1戦、負けても0秒6差以内。ほとんどが0秒4以内の着差ならば、重賞未勝利で前日1番人気も納得できる。道悪も理想的で走る条件が揃いすぎているぐらい揃った。
ロゴタイプにとって単なるダート替わりも試練だが、さらに最内枠を引いてギブアップ状態。まともに泥を被る最悪な枠順で、芝馬が百戦錬磨のダート馬に最内枠から差し切る姿がまったく浮かばなくなった。前走でようやくプチスランプ脱出の手ごたえをつかんだにもかかわらず、目の前のにんじん(GⅠフェブラリーS)欲しさに路線変更。毎年この時期になるとダート路線へという芝馬が出てくるが、近年はスピードに特化した上がり33秒台が当然のような馬場からダート替わりにまったくプラスのないのが現実で人気の芝馬に妙味なし。
キョウワダッフィーは千四ベスト。そのスペシャリストが前走まさかの馬券圏外となったことで評価は揺れる。ペースやコースロスを常に無視する鞍上で一過性のポカと納得するか、今年7歳馬の衰え始めと割り引くか。千四(542100)だが東京(011001)。叩き2戦目(230200)に対して叩き3戦目(011000)が示すとおり、使い詰めの経験のなさも取捨を難しくしている。いずれにしても全幅の信頼を置けない。
サトノタイガーが穴候補。前走でJRA馬場にも対応可能なことを証明して、JRA在厩当時のイメージを一新させている。前走はち切られたとはいえ、千二のスペシャリストが揃ったメンバーで最速上がり。得意の左回りでさらなる進化も可能。 |