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東京11R穴推奨レース

3連単フォーメーション16、8⇔16、8、5、4、1⇒

16、8、5、4、1、6、12、9 (84点)

ナガラフラワーの巻き返しを確信している。前走の最大の敗因は道悪だが、ローテーションの悪さも影響しただろう。千八⇒千六⇒二千二、何の根拠もなく手当たり次第という一貫性のない距離選択で、まさに陣営のレースマネージメントの悪さに殺された結果だ。仮に良馬場だったとしても厳しいレースになっていた。ルーキー調教師にありがちな背伸びローテ。これでクラシックすべて出走できなければ、預けた厩舎が悪すぎたと納得するしかない。
本来ならば世代トップレベルだからショックは大きくなる。まずは強烈なインパクトがあったデビュー戦。時計が出やすい馬場としても1分48秒台の好時計勝ちは破格。特筆すべきは上がり時計で、メンバーNo2の数字に0秒7も速い最速上がりはスローの上がり勝負の中ではケタ違い。前々走も世代最高レベルまではいかないまでも、十分にクラシックの指針になるレースであることは間違いない。勝ち馬クルミナルは桜花賞2着。3着ジルダは次走500万を勝ち上がった。6着ティーエスクライ、7着シャルール、9着アスカビレンでさえ、次走それぞれフラワーCで0秒6差の7着、オープン牝馬特別3着、桜花賞トライアルでレッツゴードンキに0秒5差の5着。これだけ好走馬が揃えば偶然でなく、必然的な結果だったということがうかがえる。それだけに前2走の落差が何とも言えぬあと味の悪さ。切れ味自慢だった桜花賞2着馬よりも瞬発力で上回った前々走こそが本来の姿。エンジンのかかりが遅い馬にとって東京にコース替わりでこれまでのうっぷんを晴らしたい。

相手探しは難解になった。前走で酷評したシングウィズジョイが辛くも競り勝ったが、評価は今までどおりに低調。直線で何度も手前を替えながらでも勝てる相手だったということ。スピード感のない走りで、どうにもデビュー当初の凄みが戻ってない印象が強い。この中間はハードワークを止めて余力残しはいい傾向だけに、それだけが変身のきっかけ頼りか。いずれにしても東京2戦は完全なる鋭さ負けの完敗。

実力と人気が比例されないのは中山二千を2分0秒台で走った組か。本来は時計を信頼すると主役級だが、それまでのレースが道悪で馬場差比較が難しいのが本音。千八の未勝利で1分48秒台が簡単に叩き出せた状態ならば、大幅な割り引きが必要なのかもしれない。数字以外の内容ではリアンドジュエリーに強調点が浮かばない。まったく大物感のない馬体はもちろん、道中は手応えが悪く、直線では少しササり気味になった追い比べ。真っすぐ走らせるように矯正しながらでも勝てる相手だった。最速上がりはダート馬に持って行かれたこともイメージを悪くしている。

その最速上がりだったロックキャンディはイメージ一新の追い込み競馬だった。ダートの未勝利を勝ち上がったばかりの"格下"がいい意味での大誤算。デビュー戦でまったく通用しなかった芝、ダート千八でなかなか勝ち切れなかった勝負弱さなど、数々の試練を克服して芝にも距離にもメドを立てた。ダートで2度、芝で1度の最速上がり。自分の形にこだわって再び直線勝負に挑むだけか。前走の最後の上がりレースラップ12秒4は引っかかるところだが、少なくても上昇度だけならリアンドより魅力。

ディアマイダーリンは微妙なレースレベルと相手関係で確かな裏付けがない。この馬以外で勝ち上がったのはわずか1頭だけという未勝利勝ちのメンバー構成。前々走の上がり33秒6も4頭が最速上がりで横並びではごく標準的。前走は同日未勝利千八より5ハロン通過で0秒5だけ上回った超スロー。好機にマクったとはいえ、メンバーNo6の上がり時計で35秒を切れなかったのは低調と断言できる。腹をくくって徹底待機ができなければ妙味はない。

マキシマムドパリはすべて3着の安定株というより、勝ち切れない勝負弱さという評価がしっくりくる。致命的なジリ脚でとにかく追い比べに弱いイメージが強まってきた。デビュー以来、止まらぬ馬体減で驚くような上がり目が望めず、千六、千八のスローを経験しながら34秒半ばが限界の瞬発力にも嫌気。ひたすら混戦を待ってワイドラインか。

フロレットアレーもボロが出始めてきた。デビュー2戦目で勝ち上がれなかったことがここにきて響いている。もっと馬体の成長を促さなければならない休養が必要だったが、わずか2か月の復帰でリズムが狂い始めた。最後追い比べで非力さ露呈。あと一歩のパンチ不足で取りこぼせば、押せ押せローテにプラスがない。