4⇒7、8、2、3、1
サトノルパンは不運が続いているだけ。前々走は微々たる不利とはいえ、勝ち馬の斜行のアオりを食うロス。前走は直線前が壁になってほぼ追えなかったコース取りの悪さ。残り100でようやく前が開いたが、ゴール直前になって再び行き場を失いながら0秒2差は勝ち馬並みに中身が濃い。千六(121101)、阪神(220100)の数字があれば、微妙な乗り替わりでも信頼していい。
サンライズメジャーの前走は意図のみえない中途半端な控える競馬。落ち着く流れとわかっていながらの消極策は乗り替わった鞍上の勝負勘の悪さそのものだろう。案の定、2着馬以外は前々決着で1、3着馬に0秒1だけ劣った瞬発力でも届かないのは当然だった。一過性の大崩れとしても今回は条件的にさらなる試練が待っている。休み明け1、2戦に良績集中の使い減りするタイプで、苦手意識のある阪神(114000)。何より59キロの酷量が追い打ちをかける。基本直線平坦ベストのスピード型は少しでもパワーが求められると厳しい。
ごく普通の厩舎ならエース級も、またも良績のない関西遠征でロサギガンティアは完全にエリート権を剥奪された。長距離輸送の弱さ、ローテを守り切るスタミナ不足、切れ負けの連続で徹底待機、使えるところはローカル問わず使いまくるなど、厩舎特有の"落ち武者"的な存在に成り下がれば魅力はない。前走の勝ち馬を大名マークで追い負けたことが古馬オープンの壁そのもの。
マウントシャスタは得意の阪神(231011)としても、千六(110004)の距離適性で取捨に迷う。そもそも単純な上がり時計比較ではメンバーNo8の平凡な数字。逃げ馬どころか、先行馬さえ見当たらないメンバー構成で、直線ヨーイドンの競馬はいかにも向かない。 |