HOME最新開催当日予想過去開催予想収支インフォメーション概要以前のくじら矢独りごと(休止)
函館裏読み
関東

3R4R
9R10R
11R
関西
1R2R
3R9R10R11R
ローカル
11R
JRAホームページへ

函館11R

馬単3⇒9、10、6、5、7 

3連複フォーメーション3-9、10、6-9、10、6、5、7 (9点)

直線平坦コースであれば、野芝だろうが、洋芝だろうが関係ないのがアンバルブライベンの特徴だ。なぜかこの馬が逃げるレースはスローか、速くて平均。他馬が牽制しすぎて流れの落ち着く傾向は前走のGⅠでも同様だった。抜群のスタートセンスで再び好枠を引き当てる運の強さ。五分に出た時点で上位が確定する。

ティーハーフがいよいよ重賞リーチ。ワールドクラスの兄ラッキーナインにはまだほど遠いレベルだが、ムラ馬の全兄サドンストームより安定感がある。距離の融通性はサドンで、器用さはティーで切れ味は全兄より上。走るたびに磨きのかかっている瞬発力は天井知らずで、とりわけ前走は稍重にもかかわらず、自身の上がり時計ベストよりわずか0秒1だけ劣った数字には驚かされた。イメージ通りの洋芝で本領発揮。格下感はまったくない。

GⅠ勝ちの含まれた重賞4勝のコパノリチャードに実績どおりの期待ができない。昨年の高松宮記念は不良馬場がすべてで、道悪の巧拙がそのまま結果に反映されただけ。アーリントンCは完成度の差、スワンSは稍重で平凡な勝ち時計、阪急杯は同日3歳馬500万より1秒7だけ上回った数字では4勝すべてが時計的に恵まれたことになる。58キロを背負ったレースは1番人気で2戦いずれも掲示板外。ごちゃつく内目から伸びてくるイメージも浮かばない。

ローブティサージュは生粋の洋芝巧者だ。函館はわずか2戦の経験だが、新馬勝ちと函館SS2着の(110000)。札幌(100000)がキーンランドSならば、疑う余地はない。時計そのものに目立った数字は見当たらないが、コース相性の良さで底力と格は見劣らない。

セイコーライコウは前走で仕上がりすぎた22キロ減に嫌気。転厩初戦で力む気持ちはわかるが、8歳馬の一気の大幅な馬体減はそのままスランプ突入の可能性もある。数字どおりのトモに寂しさ。ひと叩きというよりしばらく様子をみたい。

ダートから突然の芝へ路線変更が見事に当たったサトノデプロマットはイメージ以上に力をつけていた。前走は直線入口で強引に先頭に立つ強気の乗り方で一騎打ちを制した。負かした相手はその後オープン特別2着のネロ。持ち時計を一気に詰めて着差以上の勢いと強さはロートル馬が揃った重賞では際立ってくる。

前任騎手がボロボロにしたエイシントップの復活はないか。逃げて完全燃焼の逃げ馬を自らのスタイルに合わせようと無駄な待機策を何度も繰り返して深刻なスランプ入り。最後はダートまで使って刺激を求めたが、そもそも高松宮記念4着だけ好走したコンビでは無理があったということ。押し出されてハナを切った超スローとはいえ、前々走で久しぶりの上がり33秒台は最近にない目立つ数字。ひとまずきっかけはつかんでいる。