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東京裏読み
関東
1R2R
3R8R
9R10R
11R12R
関西
1R2R
4R9R10R11R12R
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東京11R

3連単フォーメーション4、11⇒4、11⇔6、8、3、14、15 (20点)

3連複1軸BOX4-11、6、8、3、14、15

馬単4⇔11、6、8、3、14、15

アルバートの未知なる斤量に嫌気が出れば、中心はダービー2着スワーヴリチャード。オールカマーがズバ抜けて時計平凡ならば、ダービーはズバ抜けたペースの遅さだった。純粋に瞬発力だけの能力を測れるダービーでメンバーNo3の上がり時計。勝ち馬を上回る末脚に価値を見出せる。皐月賞は馬群を割れない鞍上特有の負けパターンにはまっただけ。鞍上の質の低い乗り方だったことが他馬の乗り方からもうかがえる。2、4、5着馬の名手たちは向正面でラチ沿いを追い上げたが、この馬は3角過ぎに外から進出するロス。外差しが利かなった馬場状態にもかかわらず、4角では一番大外へという判断の悪さにはあきれるしかなかった。即引退しても驚かないほど衰えた鞍上から待ちに待った乗り替わり。東スポ杯、共同通信杯でいずれも最速上がりが世代トップレベルの証。名手配置で春とは一変してこの馬の展望が明るくなった。

未勝利並みの超スローで縦長になる不可解な隊列。オールカマーは過去10年でズバ抜けて遅い勝ち時計となった。過去2年より2秒以上も遅い数字に極限の瞬発力が求められたことが裏付けられて、4角の前5頭中4頭が1~4着を独占で差し追い込み馬に出番はなかった。それだけに長距離砲のアルバートが最速上がりよりわずか0秒3だけ下回った上がり時計には驚いた。確かに不利はあっが、それ以上に大げさな4角大回りがなければ、二千二でも短いスタミナ型はもっと際どいレースができたということ。休み明け(220113)から叩き2戦目(102002)、明らかに劣る中山(200105)から東京(412003)。ステイヤーズSは叩き2戦目で最速上がりから制覇。有馬記念はメンバーNo2の上がり時計で0秒7差。マラソンレースの重賞3勝のステイヤーだが、乗り方ひとつで地力は示せる。

芝のキャリア3戦目で古馬重賞。一気の距離延長となるセダブリランテスは正直数々の不安を払拭できるほど凄みを感じない。前々走の2~5着馬はいまだ1勝馬。前走のメンバーも尻すぼみ状態ならば、走ってきた相手に恵まれたことがうかがえる。上がり33秒台がわずか1度だけの経験。瞬発力勝負になりやすいレースでは力関係以前の問題になるか。まずはひと叩き。

レコンダイトは衰えとの闘い。ハンデ55キロは微妙だが、それでも常に重賞の入着ラインで古豪健在を示してきた。条件さえ合えば展開ひとつのレベルに怖さがある。前走はメンバーNo2の上がり時計。東京(111143)と京都(200222)を比較で改めて京都得意が浮き彫りなったが、少なくても10戦連続の乗り替わりから前走と同じ鞍上になることは好材料。持ち時計はここでNo2。

昨年はアルゼンチン共和国杯、ステイヤーズS、ダイヤモンドSでそれぞれ10、4、5着のプレストウィックがいよいよ本格化ムード。初勝利に8戦もかかった叩き上げが確かな地力強化。3走前は最速上がり、前走は大外ブン回しからの直一気で数字にもレースぶりにも凄みが加わっている。二千五(010002)だが、二千六以上(302511)。自慢のスタミナ型が勢いある理想的なローテーションでハンデ重賞は望むところ。追わせるタイプで鞍上もしっくり。

常に不発なしの瞬発力でも、展開に左右されやすいデニムアンドルビーはワイドラインまでと決め打ちできる。結局衰え始めたディープ産駒はV字回復が見込めない典型的な例で、ダートや千六を使ったことも最後のあがきだった。馬券に絡んだ最近のレースが2年前の宝塚記念。東京で馬券に絡んだのが4年前のジャパンC。前4走で上がり時計はそれぞれメンバーNo2、4、3、2でも過去の馬というイメージを払拭するには物足りない。