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京都裏読み
関東
1R2R
3R9R10R11R12R
関西
1R2R
3R7R8R9R10R11R
ローカル
1R10R
11R
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京都11R

3連単1着BOX10⇒6、16、11、12、5、17、7、13

3連複フォーメーション10-6、16、11、12-

6、16、11、12、5、17、7、13、4 (26点)

馬単10⇔6、16、11、12、5、17、7

ミッキークイーンは今でもつかみどころのないタイプとして狙いづらくなっているが、それは鞍上がムラ馬として導いている可能性があるということ。ジャパンCは0秒3差、有馬記念は牝馬最先着の0秒4差。宝塚記念で天皇賞秋1、3着馬に軽く先着など、気楽に乗れた際はきっちり結果を残している。むしろこれだけの実績を残せる馬が古馬になって牝馬限定のGⅢを1勝だけが大きな違和感。
千六~二千四まで勝ち鞍があって、ベストの距離も見極めにくくなっているディープ産駒だが、パンパンの馬場でもパワー重視の道悪でも結果を残している全天候OKの瞬発力型。前走で道悪の鬼ということははっきりした。
二千二限定の上がり時計はこのメンバーNo2。3走前は道悪で最速上がり。前走も発表以上に馬場は悪かったが、上がり35秒台以下がわずか3頭の中メンバーNo3にこの馬の絶対能力が見え隠れしている。牡馬のGⅠで馬券絡みの実績は、牝馬GⅠで勝ち負けレベル。それでもやはり足を引っ張るのがひと頃より半分の勝ち星ぐらいとなった鞍上の勝負勘の悪さだろう。はっきりと浮かぶ同じコンビでの限界。この馬でGⅠを2勝だが、度重なるミスがあって他のレースを何度も取りこぼしているのも事実。下り坂の鞍上が踏みとどまれるかどうかはこの馬にかかっているか。ムラ騎乗を返上するにはいい機会。まともに立ち回れば突き抜けていい。

ディアドラハービンジャー産駒の出世頭として羽ばたき始めた。前6走で5度の最速上がり。最速を逃した前々走でもメンバーNo3の瞬発力は走るたびに凄みと鋭さを増している。前走は鞍上の好プレーがすべての勝因だった。向正面で先頭から15馬身差以上も後方だったが、4角までにラチ沿いから5、6馬身差まで追い上げたインズルで勝機が転がり込んだ。2、3着と同じような早仕掛けでも雲泥の差となったコースロスの違い。残り100で2着馬を交わして寸前で3着馬を交わしたが、着差以上の完勝で余裕十分の差し切り勝ちは脱帽しかなかった。
唯一の上がり35秒台で少なくても同世代ではズバ抜けた瞬発力だが、古馬相手でどこまで通用するか。ここでは単純な上がり時計比較でメンバーNo15。二千の持ち時計比較はNo13。数字的に通用する根拠は浮かばない。
さらに追い打ちなのが乗り替わり。昨年の重賞未勝利がうそのようなV字回復した鞍上だが、まだまだ以前の輝きを取り戻せてない。象徴的だったのがマイラーとして完成されてきたファンディーナを前走選択したこと。お手馬だったディアドラに勝たれたことは騎手として資質を問われる最悪な選択だったことは言うまでもない。今年もGⅠ未勝利。馬の能力云々より鞍上のツキのなさが一番気がかりになった。

結局ヴィブロスはJRA馬場になるとこんなもの。もとより上がり33秒台以下や最速上がりはそれぞれわずか2度だけ。休み明けとはいえ、一瞬の切れで終わった前走にこの馬の特徴が示されているだろう。同日の未勝利並みのペースで極限の瞬発力勝負。好位のラチ沿いで脚をためて、まるで前々走のデジャヴーのような展開だったが、絶好位の展開にもかかわらずメンバーNo3の上がり時計で終わっている。見た目にも凄みは感じられなかった。
一刀両断で勝負を決めるような瞬発力型ではないとすれば、叩き2戦目(110001)でも強気になれない。コンパクトな馬体から受けるイメージは千六~千八ベスト。単純な上がり時計比較でメンバーNo8。二千の持ち時計はNo7。基本的に時計と瞬発力不足を課題として抱えて、海外GⅠ制覇だけの人気ならば興味も怖さもない。

ルージュバックの前走は久しぶりの勝ち星だったが、改めて胸張ってGⅠを挑めるかというと不安の方が大きい。前走は過去10年比較でズバ抜けて遅い勝ち時計。時計にも流れにも恵まれたことが否めず、完全復活と言い切れないもどかしさがある。前2年より2秒近くも遅い時計、4角の前5頭中4頭で1~4着を独占の前残り、唯一の掲示板外の8歳馬でも6着に粘れたことから浮き彫りになる差し馬の低調ぶり、未勝利並みの流れでレースラップのラスト12秒台など、数々の数字にレースレベルの低さが表れている。以前の切れ者というイメージをさらに薄めるメンバーN07の上がり時計が決定的。休み明け(310113)から叩き2戦目(110002)。初戦完全燃焼型がさらなるステージ到達はローテ的にも難しいか。人気的に妙味ない。

乗り替わりが一番の刺激だったスマートレイアーだが、前走は主戦で快勝した。4角前に各馬が仕掛ける中、内々でじっくり我慢。直線ではガラガラになった内目を残り1ハロンからエンジン全開の切れ味で差し切り勝ち。再びピークをにおわせる勝ちっぷりだったことは間違いない。それでも時計の出やすい馬場と最小限のコースロスで立ち回れたこと。谷間の重賞で明らかにGⅡと思えぬメンバーレベルの低さなどをどこまで割り引くか。京都(120011)で馬券圏外の2戦はいずれもエリ女の事実。3年前の5番人気10着、2年前の8番人気5着からも、千六~千八で7勝のスピード型はどうしても距離が長めに感じてしまう。いずれにしても前走からメンバーも条件も数段ハードルが高まって評価が揺れ始める。

リスグラシューの乗り替わりはいい刺激しかない。同じ鞍上ではすでに新鮮味が完全になくなっていたのが現実。象徴的だったのが前走だった。好調の鞍上としてはGⅠで久しぶりのマークミス。3着モズカッチャンが向正面から動くと同じような早仕掛け。馬場を考えれば明らかなハイペースの位置取りで、最後タレ気味になったのは馬場というより厳しい流れ、サバイバルレースの早仕掛けが最後に応えたことが敗因だろう。桜花賞、オークス、秋華賞でそれぞれ2、5、2着からの高評価するか、2歳から勝ち鞍なしにも表れている相手なりレベルの低評価するか。時計と瞬発力が求められる馬場で真価を問う。レースぶりは直線が命綱になるストレッチランナーでも、意外にも価値を見出せる数字がない。単純な上がり時計比較ではメンバーNo6。