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中山裏読み
関東
1R2R
4R5R6R10R
11R12R
関西
1R2R
3R5R
10R11R12R
ローカル
1R3R4R5R10R11R
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中山11R

3連単フォーメーション3、1⇒3、1、2⇒3、1、2、8、5、4 (16点)

3連複BOX3、1、2、8 馬単3⇒1、2、8  1⇒3、2、8

ニシノデイジーが乗り替わりなし。あの乗り方で乗り替わりの制裁なしには驚きしかない。陣営はよく3着に持ってきたということなのか。客観的にみても重賞であれほど下手に乗ったのはごく稀。騎手のレベルの低さを改めて痛感したほどの大へぐりにもかかわらず、同じコンビでクラシックに挑む時点でGⅠ制覇は遠のいたか。
まさに鞍上が立つほどのロデオ的になるほどの掛かり具合。それでも3着に踏ん張れたのは最内枠でラチに頼れる位置取りだったことが奏功しただけ。レース後のいいわけが"先がある馬だけにハナに立ちなくなかった"。これこそ三流を示す象徴的な言葉ということ。勝ったサートゥルナーリアはこの馬よりスタート後、積極的に出しに行くが、それは必ずハナへ行く馬がいるという"読み"。サートゥルより早く手綱を抑えて理想より1列後ろの位置取りになったこの馬とはスタート直後で勝負ありだった。いつテンションが爆発しても驚かない気性の危うさは乗り替わりが最善の解決策だったが、今年いぜん未勝利という引退のカウントダウンが始まっている騎手に託すのであれば怖さなどまったくない。GⅠは10年以上、GⅡは15年も勝ち鞍のない実績の鞍上に何も求められないのが現実。上位になることが奇跡で再び好枠を引いた強運だけが頼り。

そもそもサートゥルナーリアが勝ち上がったレースはレベルが微妙。いずれも相手が弱すぎた可能性はいぜんとして否めない。荻Sの2~7着馬すべてが現時点でまだ1勝馬。ホープフルS2着アドマイヤジャスタがあっさりオープン特別で取りこぼして、直線不利があって2着と0秒4差だったヴァンドギャルドもきさらぎ賞惨敗。未勝利並みのラップで終わってみれば2角の前4頭で1~4着独占の前残りならば、ホープフルSはGⅠという威厳も価値も感じない。500万勝ちの馬がアドマイヤジャスタを完封したことでカントルの台頭は同じように脅威になる。
デビュー戦を負けたことである意味いい刺激となった。デビュー戦の勝ち馬サトノウィザードはダービーから逆算して使ったという陣営の大ラッパに反して休み明け初戦を取りこぼし。切り替えて自己条件も使ったが大惨敗して皐月賞どころか、ダービー出走もほぼ不可能まで追い込まれる始末。引退間近なロートル調教師と歯車が合えばいつでもダービー勝ち可能な調教師との差が如実に出たという陣営の能力差を走るたびに痛感させている。
このまま順調に行けば、ほぼ休みなしで7戦目がダービー。もちろん、常識的にはダービー前で力尽きる傾向だが、それでもサトノウィザードとは違ってクラシックに乗せる使命だけは果たせるだろう。爆弾を抱えるニシノ、スローしか経験のないラスト、距離に確かな裏付けのないブレイキングなど、トライアルと思えない低調な相手の重賞になったことは間違いはない。折り合いだけに専念しすぎた前々走は未熟な鞍上だったため。サトノルークスを上回った瞬発力で世代トップレベルの末脚を証明すれば、確実に賞金加算してダービーまでの切符を手にすることができるだろう。理想の位置取りはニシノの真横。

ズバ抜けた瞬発力を披露しても、さすがに平凡な勝ち時計でシュヴァルツリーゼの重賞ぶっつけは無理がある。昨年とうとう重賞未勝利で終わった厩舎はまさにどん底状態。今年は3頭重賞に出走。ダノンラスターは京成杯3番人気で12着惨敗、レアリスタブライトバローズはすでに衰え顕著で使っただけのそれぞれ東京新聞杯11着、ダイヤモンドS10着。極めつけは確勝だったはずのアルバートがステイヤーズSを直前で取り消しになったことだろう。たとえ重賞級と断言できる上がりレースラップ11秒1-11秒0の破格ラップを最速上がりで勝ち上がっても、キャリア1戦だけの挑戦はいかにも背伸びしすぎ。