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京都裏読み
関東
1R2R
3R9R10R11R12R
関西
1R10R
11R12R
ローカル
1R2R
6R11R
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京都11R

3連単フォーメーション17、2、1⇒17、2、1、6、15⇒

17、2、1、6、15、3 (48点)

3連複フォーメーション17、2-17、2、1-1、6、15、3、14 (13点)

馬単17⇔2、1、6、15、3  2⇒1、6、15

主戦でも世界的な名手でもへぐりの連発。それだけ難しさを抱える極度の悪癖馬として完成されてしまったキセキに微妙な鞍上配置で取捨に迷いが出た。今回の鞍上はジョッキーの"黒船来襲"で5、6年前をピークに量も質も悪化の一途。今年も以前の半分以下を勝てるかどうかの勝ち鞍数になっている。
とにかくアドリブに弱く、レース前と想定外の流れや展開になるとモロさで出るというベテランと思えぬ不安定さ。この馬をうまく制御できる可能性の方が低いことは明らかだろう。いずれにしても騎手の能力に反して馬の能力はここでは断然。
どう考えても軽い馬場で本領の馬をヨーロッパにもっていくということがこの馬の悪夢の始まりだったが、海外に見切りをつけてようや軌道に乗り出しだしたのが前走だった。勝ち馬が別格の強さでち切られたものの、3着に0秒8、4着に1秒1差で古豪健在をアピール。折り合いさえつけば逃げ~追い込みにこだわりがなくなったことは大きな前進となった。重賞勝ちはGⅠ菊花賞だけのたった1勝とはいえ、GⅠ2着が4回、3着1回が地力の違い。落ち目の鞍上となった減点材料より、ドン底から這いあがってきた上がり馬の勢いが上回ることを願うだけ。いずれにしても惨敗覚悟の狙い。

鞍上が唯一、どんな手応えでも流れでも位置取りでも最後までしっかり対応しているのがキングオブコージだろう。いつ引退しても驚かないほど鞍上はすでに気力も体力も衰え顕著。少しでも手応えが怪しくなると直線半ばを待たずにあきらめるレース連発から人気馬で狙いづらくなっていることは近年の常識になっている。
その点、この馬に関しては常に人馬ともに完全燃焼が続いている。とりわけ前走は向正面で必要以上に置かれて普通の馬なら完全ギブアップの位置取りから4角で先頭まで5、6馬身差まで進出。GⅠに直結するようなメンバーではないが、残り1ハロン先頭でそのまま押し切った内容ならもう一段階の成長があっていい。数字そのものよりアーモンドアイ以来となるカナロア産駒の二千二以上の重賞勝ちに価値を見出すべき。距離をこなしたカナロア産駒の勢いに恐ろしさ。道悪は未知数。

グローリーヴェイズは海外遠征で燃え尽き症候群に陥った可能性が否めない。前走の馬体増はあくまで成長分。理想的なバランスとなっていただけに故障をにおわせるほどの惨敗には驚いた。中身が伴ってない体調不備だったとしても、大きく1度リズムを崩すと立て直すのが難しいディープ産駒の特性も事実。微妙な道悪適性に加えてこの1年でわずか3戦だけのキャリアも引っかかる。ひと叩き後の変わり身が常識的。