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阪神裏読み
関東
1R2R
3R7R
9R10R
11R
関西
1R2R
3R4R
8R9R10R11R12R
ローカル
1R4R
9R10R11R12R
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阪神11R

3連単1軸マルチ12⇒3、11、17、14 (36点)

京王杯2歳Sは過去10年で比較して勝ち時計No2だが、レースの上がり時計はブービー。サウジアラビアRCは良馬場9回中、勝ち時計No3だが、レースの上がり時計はしんがり。阪神のデイリー杯は過去2年だけでそれぞれ1分32秒4、1分35秒1。比較は難しいが同日の未勝利よりわずかに上回ったラップ。逃げ切り当然の超スローをどう評価するか。
いずれにしても近年は最速上がりの経験が大事。15年以降で最速上がり未経験だった1~3着馬は16年ボンセルヴィーソ(前走デイリー杯2着)、17年ダノンプレミアム(サウジRC1着)だけ。16年以降は経験がある馬でも必ず前2走以内のどちらかで最速上がりだった。加えて16年以降で前走が千四だった馬はすべて最速上がりだった事実。

ダノンタッチダウンはまさに先週のリバティアイランドとイメージがダブる。リバティも前哨戦でまさかの取りこぼし。本番での圧倒的な強さからも負けることの許されなかったレースだったことが改めて示されただろう。直線でうまく捌けなかったことが致命的な敗因。間違いなく鞍上に足を引っ張られたものだった。
ダノンも同様に前走がへぐり案件。同日の新馬よりわずかに上回る程度の超スローにもかかわらず、必要以上に控えたことで脚を余した。勝ち馬より1秒1も速い上がり時計が鞍上の下手な立ち回りだったことをはっきり浮き彫りにさせている。いずれにしても前走で一番の中身の濃さ。同じ鞍上にこだわり続ける限り、取りこぼす不安は常に抱えるようになるが、完成度の高さは世代トップレベル。

馬場差を考慮すれば、今年のサウジRCは胸を張れるようなレベルではないことがうかがえる。大逃げの形となって各馬が幻惑。必要以上に後続集団が控えて終わってみれば4角の前5頭中3頭でワンツースリー。展開の利が決定的となっているドルチェモアの評価は高くならない。理想的な馬体重だった前走からひと息入れて再び馬体重の変動を覚悟しなければならないことも不安材料のひとつ。前走は実質、この馬がハナを切るような形だったことからも控える位置取りとなった際の不安は拭えない。ここでもハナにこだわるしかない。

サウジRCではノッキングポイント。東スポ杯ではハーツコンチェルトフェイトが意外なほど淡泊な負け方で人気を裏切っている。東スポを杯を勝ち上がったガストニックはレース前の評判も前走のインパクトも高くなかったが、1戦1勝で勝ち上がった。これこそが1戦1勝馬の取り扱いの難しさの象徴。馬場差から平凡な勝ち時計だったレイベリングは正直、人気ほど信頼感はない。朝日杯そのものが1戦1勝馬にノーチャンスの傾向が強まり、何より走るたびにトーンダウンになるフランケル産駒というのが一番の厄介。日本馬場では明らかなスピード不足を露呈し続けているだけに上がりNo2より0秒7、上がりNo3より1秒も速かった最速上がりだけで太刀打ちできるイメージは浮かばないのが本音。