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3R4R
5R6R
7R8R
9R10R
11R12R


11R
マルチ2軸3連単6、L→9、N、O、2、7   (30点)

       3連複6、9ーL、N、O、2、7、M


2日目のA2下ですでにオープン予備軍の能力があるバクパイプウィンドが1分54秒1。牝馬限定戦の重賞では1分54秒前半の決着は厳しくなる。パワーが要求される馬場で、後半からペースアップする消耗戦は決定的。力どおりの結果になる。

ヤマトマリオンの前走失速はいくらか負けすぎ。勝ち馬とは斤量1`差、馬体が8`増。向正から終始つつかれた流れとしても、直線で交わされてからの失速は今までにない無様なレース内容だろう。やはり牝馬のトップレベルでも牡馬相手では、入着ラインが限界ということか。それまで重賞4連戦の中でも、とりわけ前々走は迫力十分の差し切りで2.5`差もあったユキチャンを完封なら改めて注目は当然。年齢的にも一戦入魂になる6歳馬。56`は問題ない。

古馬とのレベル差が気になっていたユキチャンだったが、前走で人気と実力がかみ合って名実ともに全国区となった。近年にないハイレベルの時計だった関東オークスがこの馬の能力基準。ダート路線に絞って狙いを定めれば、さらにスピード、パワーアップが計算できる。前走よりもパワー重視の馬場にコース替わりで条件好転。手負いの鞍上だけが焦点となる。まったく機能しなかった右手で、何の非難もないことが不可解。東京大賞典時も左ムチのみで、右手は手綱につかまっていただけ。しごくことができない追い方は、接戦になればなるほど致命傷になる。

パノラマビューティはダートのキャリアが3戦だけ。それでも特異な大井千六をいきなり1分41秒台が能力の高さで、まだまだ上積みが見込める。前走はカラ馬の影響があった大荒れのレースで着差、時計よりも、折り合って確実に伸びてきたレースぶりを評価したい。いぜん底知れぬ瞬発力を秘めた自在型。JRA時代の短距離志向から一変した3走前の豪脚は今でもインパクト十分で、外千八となって化ける可能性。

ラピッドオレンジは交流初挑戦だった昨年のTCK女王盃がピークだったか。JRA馬場でもムラ傾向でつかみどころがないが、交流戦に限ればモロさだけが目立っている。乗り役変更で劇的なマジックも望み薄。相手なりに走ってワイドラインの争い。

年齢的にもゆっくりと衰えてきたサヨウナラは、休み明けのステップでますます狙いづらくなる。振り返れば7勝中、5勝が左回り。絶好の流れとなった去年の女王盃でも伸びそうで伸びない歯がゆい結果で、さらにレフティー評価が強まってきた。昨年時より1`増となると突破口は完全にふさがれる。若さと勢いに白旗状態。

ミスジョーカーの前走は鞍上の好プレーがすべて。カラ馬が好位のラチ沿いを追走で、危険を避けてほとんどの馬がラチから離れていったことが勝因となった。まるで先導馬のように道が開けて、向正で先頭から10馬身ほど差はあったが、3角すぎから一気にラチ沿いを追い上げて直線入り口では先頭に立ったほど。さらにカラ馬が4角で外へヨレたことで、2着馬も少なからず影響を受けていた。終わってみれば平凡な時計で2着と0秒4差がレベルの低さ、アクシデントレースの証。ツキだけの勝利と割り切る。

アルコセリョーラは芝のレースで八方ふさがりになって交流戦に活路を求めてきただけで、ダートは惨敗した2歳時以来の挑戦。血統的にこなせないこともないが牡馬でも牝馬でも、砂のスペシャリストが相手になる特異な大井統一Gで、ダートのキャリア不足はほとんどの馬が大きな壁に当たっている。この馬も例外なく、勝ち負けまでにほど遠い。引退前の寄り道。

地元勢では成績どおりの上がり馬ギンザフローラルが大駆け候補。千六までのマイラー評価だったが、距離延びて確実に渋太さアップ。前2走でダート重賞を経験すれば、極端に置かれることもない。ダイワオンディーヌはクイーン賞、マリーンCの交流重賞でいずれも4着のパフィオペディラムを基準にすれば力量差は感じられない。打てば響く反応の良さはエースに乗り替わりでエンジン全開。無視できなくなった。