6ーK、J、I、4、1、L、N
距離の長いスプリンターと勢いを失いかけている老齢馬が揃った。強烈な決め手のないジリ脚の争いなら、先手必勝。前走の千八で踏ん張ったチヨノが逃げ残る。
勝ち星から遠ざかっているとはいえ、チヨノドラゴンは確実に地力強化を示している。一本調子の先行馬で今まではとにかく交わされてからの失速が目立っていたが、交流重賞の前走はユキチャンの早仕掛けを最後まで渋太く粘っていた。終わってみれば南関東勢に先着されたのは3着パノラマビューティだけ。スプリンターが千八で結果を残せば期待はますます高まる。
頼りない生え抜きメンバーが相手ならば、転入初戦のエイダイタカラブネで太刀打ちできる。JRA時代はどうにも好走パターンが定まらない中途半端な競馬続いたが前々か、追い込み勝負かに徹すれば、JRA2勝以上の活躍が見込める。37戦中22戦で掲示板。千四から千八まで良績のある距離万能型は初戦こそ妙味。
マルターズグレードの前走は内枠がアダになった。モマれる競馬でまったく良績のない単調な先行馬は、条件が合わないレースでは今後も不安定な競馬が続くことは納得済み。久しぶりの好走となった前々走の行きっぷりの悪さは道悪のため。良馬場で外枠、馬体回復中の状態の良さで軌道修正が望める。
格上げ戦を難なくクリアしたイニシュモアだが、さすがに特異の大井千六が初経験で、B1相手になると無謀な挑戦が否めない。派手な勝ちっぷりでも時計はB1レベルに到達してない1分13秒台。数字的にも強調点が乏しい。
ユキガフルは早くもクラスの壁に当たった。体調は好調に映るが、課題の時計勝負にまったく対応できない現状が深刻さを物語っている。自分の形から手応え十分ながら、直線で急失速の前走からB1相手に一変は考えにくい。
B2でも勝ち鞍のないギンザフローラル、ミハタマイオアシスは入着を拾って出世してきた馬力型。すでに新鮮さがなく、気楽に乗ってこそ上位が狙える一発屋タイプで人気になればなるほどポカが強まる。