4、12、16→4、12、16、7→
4、12、16、7、3、15 (36点)
4、12-16、7、3、15、1
ナイスミーチューはこれだけ行きたい馬が揃えば前2走のような展開負けを避けられる。とにかく5歳にして本格化した遅咲きだが、まだまだ上を目指せるムードを感じさせる。前2走が決定的な負けではない。前々走は自身初の経験となる千八1分49秒台の戸惑い。前走は逃げ馬以外、すべて前残りという展開負けなら、3着馬に1秒差という数字を評価すべきだろう。芝から路線変更してまだ1年弱。砂を被っても動じなかった3走前こそ本来の姿で、主戦に戻れば再び積極策からネジ伏せることができる。
クラシカルノヴァは危うさを秘めている。確かに前走は強かった。3角過ぎから勝ち馬と一騎打ち。直線半ばに力尽きたものの、初重賞挑戦を考慮すれば胸を張れる結果だった。それでも前々走までの数字が物足りなすぎる。3走前は同日500万並みのラップで行きっぷり平凡。前々走は同日1000万並みの時計なら、残り100で突き抜けても当然といえば当然か。激しいサバイバル戦の経験の少なさは致命傷になる可能性が高い。人気で妙味なし。
グラッツィアは器用貧乏として確立されて乗り方がますます難しくなってきた。4走前は3角まで掛かる折り合い難、3走前は完璧な勝ちパターンの位置取りで、11秒台が含まれる上がりレースラップに対応できなかった。前々走は直線行き場を失くして追えなかったコース取りの悪さ。前走は鞍上の好プレーが大きな要因を占める。2角で逃げ馬がズルッと後退したスキをついてハナに立ったことが奏功。地方馬場もしっくりきたことが好転すれば、改めてJRA馬場で真価を問えるレースになる。
チョイワルグランパの充実は本物だった。見た目以上にパワフルなフットワークで前走は大マクりがはまった大駆け。なし崩しに脚を使わせて粘り込んで同タイム勝ちだが、着差以上の強さを感じさせている。昨年夏に同斤量のグラッツィアに0秒6差、斤量2キロ減でナイスミーチューに1秒差。3走前にクラシカルノヴァに同斤量で0秒5差。以前より地力強化してハンデ53キロなら、強力な個性と能力で前走の再現がイメージできる。
活躍の舞台である中距離ダートで前走をとりこぼしたボレアスはドン底のスランプから立ち直れないのが現状か。1度調子を崩すと復活に時間のかかるディープ産駒らしいレースぶり。陣営のレース選択の悪さを重なってもはや少々の刺激では変わるイメージが浮かばないならば、ひと叩きのスタッドジェルランやフリソが魅力。とりわけスタッドはいつでも動ける自在性が武器で流れに左右されないのが強み。 |