４→２→１、６　　２→４→１、６

サトノキングリーの前走は引っ張り殺したという表現がしっくりくる。同日未勝利より５ハロン通過で０秒８も遅い超スローをなぜか必要以上の待機策。逃げ馬に上がりレースラップ11秒７－11秒３－12秒０で振り切られては後続の馬が手も足も出なかったことはうなずける。直線早々にあきらめた内容なら、壮絶な叩き合いを制したデビュー戦のインパクトはまだ薄れてない。サトノプレステージは気性の成長がすべてのカギを握る。ムチなしで内から差し切ったデビュー戦は外へ外へモタれる悪癖を露呈。前走も１角付近で首を上下に振る気性の若さなら、まだ登り詰めることのできる手ごたえはある。リグヴェーダの前走は鞍上の判断の悪さがモロに結果に出た。直線はどこでもコースが選べる少頭数競馬でまさかの馬場の悪い内目のコースを選択。同日二千二百の未勝利より５ハロン通過で１秒１も遅いという正味直線だけの競馬では致命的なミスとなっている。現状は33秒台の瞬発力を求められない完成度の低さなら恵みの雨。クロンブリオントの前走はスローで縦長になる特異な流れ。第２集団の先頭だったこの馬が勝ち上がるのは当然の結果ならば、強調材料は浮かばない。