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中山裏読み
関東

3R5R
7R9R10R11R12R
関西
2R5R
8R10R
11R12R

中山11R3連単1軸マルチ12→4、5、13、8 (36点)

3連複1軸BOX12-4、5、13、8、11、15

ダッシャーゴーゴーはGⅠで2度も降着を食らったコンビ復活が吉と出たが、レースレベルそのものは相当低いだけに取捨に迷いが出る。過去10年で良馬場に限れば、ワースト2の平凡な時計で前半のペースは過去最遅のラップ。前々有利の流れだった展開の利を考慮して軽視するか、59キロを背負って同タイム2着を評価すべきか。いずれにしても前走は完全に引っ掛かる折り合い難。相変わらず鞍上とどこか呼吸の悪さを露呈しているのが現状ならば、人気になって妙味はないだろう。直線坂のあるコースでGⅠ通用レベルの上がり34秒前後が次走につながるひとつ目安。鬼門の中山もクリアしない限り、本番での好走は再び遠ざかる。

サドンストームが走るなら今回か。最近は深刻なゲート難でまともに出なくなったが、前任騎手は展開負けが続いても追い込みを意識しすぎて重賞で人気を裏切り続ける結果となっていた。逃げ馬揃いでまさかのスローになった京阪杯でも4角ギブアップの位置取りから0秒5差。前走も過去10年で最遅ラップ、直線半ばでほぼあきらめた追い方になって0秒6差なら常に展開ひとつのレベルという裏付けでもある。乗り替わりの化学反応を期待する。

セイクレットレーヴはいまだ適距離がはっきりしないが、少なくてもGⅢ通用の実績を積み上げてきた。NHKマイルCは東京新聞杯を勝ち上がったクラレントに0秒1差で上がり時計は上回り、京都牝馬S勝ちのハナズゴール、京成杯AH勝ちのレオアクティブには着順も上がり時計も上回った。同じような位置取りから追い比べから上がり時計が同タイムで0秒1先着したジャスタウェイ(毎日王冠2着)を物差しにしていい。距離適性だけ。

ツルマルレオンは見た目から狙いづらい。太く映る馬体でも現実に3走前は勝ち上がって前走も最速上がりで0秒2差まで迫っている。京都に若干苦手意識のある現状で前2走が0秒1、0秒2差。テッポーOKの実績で前走の久しぶりの最速上がりがいい刺激となれば、いきなり走っても驚かない。スタート上手な鞍上にスイッチでどう変わるか。

サクラゴスペルは高松宮記念0秒5差の経験がいよいよ実になってきた。休み明けこそ見せ場はなかったが、走るたびに自己ベスト連発の前2走で本格化ムード。緩急自在に立ち回れるレースセンスはますます磨きがかかって、時計勝負にも道悪にも良績を残せば鬼に金棒状態か。いずれにしても激しい逃げ争いの直後で折り合えれば大きく崩れることはない。

ハクサンムーンの逃げ切りは難しいだろう。前走は逃げ馬揃いのメンバーでまさかの前々有利のスロー。各馬がこの馬を意識しすぎたのか、稍重に近い良馬場を意識しすぎたのか、逃げ馬に上がりレースラップ11秒4-11秒3-11秒5の脚を使われては後続の馬は太刀打ちできないのも当然だった。好枠を引いたことが唯一の救い。ここで真価を問う。