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中山裏読み
関東

3R5R6R9R10R11R12R
関西
2R6R
9R10R
11R12R
ローカル
3R10R
WIN5

中山11R3連単フォーメーション5、11、13→5、11、13、16、14→

5、11、13、16、14、15 (48点)

3連複フォーメーション5、11-5、11、13-

13、16、14、15、4、6、9 (19点)

ロゴタイプは少なくても2歳暮れの時点で世代王者として堂々と胸を張れるレース内容だった。ハイペースの中、コディーノより折り合いを欠いて、ゴティーノより前々の位置取りからの完封劇で、着差以上の強さだったことは言うまでもない。8着馬エーシントップが次走シンザン記念制覇だが、その他の馬は次走で苦戦を強いられているのが今年の特徴だ。2着コディーノが弥生賞3着。3着ゴットフリートが共同通信杯2着、4着フラムドグロワールは京成杯10着、5着ティーハーフはオープン特別3着、6~7着馬が重賞掲示板ライン。とにかく朝日杯組の次走はどうしても勝ち切れないレースが続いて数字ほど凄みを感じなくなったのが本音だが、勝ち馬だけは別格の雰囲気と底力を感じさせる。前々走がレコード、前走がレースレコード。これまで最速上がりがなくても一瞬で勝負を決める瞬発力は2歳王者としての貫禄は十分。デビュー当初は見た目の悪さだけが目立っていたが、いいリフレッシュ後の前々走でイメージ一新。直後にレースぶりそのものも変われば、好枠を引いて内々で我慢から前々走の再現。あえて死角を探すなら、ミルコではなく、クリスチャンということぐらいか。

一瞬の切れ味勝負の2歳王者に対して差し馬には同じように反応の鈍いタイプが揃った。前々日は稍重にもかかわらず、1000万より勝ち時計が下回った京成杯覇者のフェイムゲームは抜群の仕掛けのタイミングだった内容で、すべてにはまったレースから上積みは微妙。同じレースの2着のアクションスターも明らかに鞍上の好プレーが好走の要因なら強気になれないのも当然か。マンボネフューは数字ほど切れ味を感じない末脚で、本質は中山より東京向きだろう。前々走は直線真っすぐ走らせるのに苦労する幼さから、前走で一変が強調点。手ごたえ十分だったが、包まれて抜け出すまでに時間がかかった5着なら、0秒2差の2着ゴットフリート以上に中身は濃い。

逃げるテイエムダイパワーをマークするマイネルストラーノで前の隊列がすぐ決まって、後続馬も即折り合いに専念するだけ。さらに皐月賞の切符がかかるトライアルレースが加われば、スロー確実で強い先行馬が残れる計算も成り立つ。ヘンデンテノールの前走は大きな意味がある。デビューから3戦すべてでスタートミス、決まって後方に置かれていた馬が突然行きっぷり良化して破格の時計で勝ち上がれば、兄サンカルロという超良血馬の素質開花はごく自然な流れ。デビュー2戦引っ掛かっていた折り合い難は完全に解消されて、走るたびに見違えるほど成長を遂げている姿こそ、急成長を遂げるディープ産駒の特長そのもの。

超スローで逃げ馬に上がりレースラップ10秒台が含まれる極限の瞬発力を使われて逃げ切られたきさらぎ賞は逃げ先行馬より、後方から差してきた馬に価値があれば、タマモベストプレイに怖さなし。本質マイル前後がベストのスピード型で、距離はもちろん、直線坂コースにも合うイメージがない。アドマイヤオウジャは約半周引っ掛かった前走で評価が揺れる。千八→千六→二千というローテーションの悪さがモロに出たのが前走の惨敗。初の長距離輸送で再び距離短縮の悪条件では悪夢の再現があっても驚かない。