14→4、18、10、15、17→
4、18、10、15、17、13、9、7 (35点)
14-4、18、10-
4、18、10、15、17、13、9、7 (18点)
2歳時の実績より現在の成長度を重視。前走でデビュー2戦とはまるでレース内容が違ったアウトオブシャドウに期待したい。とにかく前走は圧巻。10秒台が含まれる上がりレースラップを断然人気の2着馬より後方から直線で一気差しを決めた内容は鳥肌ものだった。デビュー戦はパドックで馬っ気を出して実戦では追い出すとフワつく若さ。前々走も鞍上が手探り感満点の乗り方で終い伸ばしただけだったことを考えると素直に本格化として受け取れる。チークP効果か、乗り替わりの刺激か。いずれにしても11秒9-10秒5-11秒5の上がりレースラップを中団差しを決めた33秒0の末脚は重賞レベル。前走の負かした相手からも能力の高さが測れる。未勝利馬と思えぬ実績でデビュー戦はチューリップ賞4着のヴィルシニアの2着。デビュー2戦目はフローラS3着のブリュネットの2着なら、単なる未勝利上がりの1勝馬ではない。
東スポ杯2着。コディーノを上回る末脚ならばレッドレイヴンも無視できないが、使い出しの予定がかなり遅れたローテーションとなって怖さが消えた。東スポ杯のレースレベルの低さも否めなくなっているのが現状で、レコード勝ちした勝ち馬を筆頭に結局、このレースを使った後の馬に重賞勝ちは生まれてない。自己条件の500万でさえ、その後、勝ち上がったのがわずか3頭。マイネルホウオウが手薄なオープン特別で勝ち上がっただけが唯一の目立つ実績では、時計ほど中身が伴わないことがうかがえるだろう。日本で短~中距離に良績集中の父からも休み明けでいきなり二千四百激走のイメージが浮かばない。
完成度の高さならアドマイヤスピカも重賞経験馬に劣らない。前走は実質残り4ハロンだけの上がり競馬。10秒台が2つも含まれる逃げ馬有利の流れを最後方から直線だけの一気差しは、少なくても瞬発力勝負に強いレッドより距離経験の差で脅威的になる。この距離を2度経験を強みに自分のスタイルに徹して力比べ。
ダービーフィズはここで大成するか、化けの皮が剥がれるか。両極端の結果を覚悟しなければならない。デビュー2戦だけの最速上がりで、前3走は完全な鋭さ負け。成長をまったく感じない平凡な見た目など、いくら東京に戻ったとしても一変が計算できないのが現状。皐月賞スキップでどれだけ馬体成長があるかをみてみたい。
サトノノブレスはハナか、番手で立ち回らないとワイドラインも危ない。すでに控える競馬ではっきり限界がみえているディープ産駒。直線坂のあるコースでこれだけモタつけば、距離延長の刺激だけで一変するとは到底思えない。逃げ馬を突くような乗り方ができなければ狙い目なし。
トウシンモンステラは距離延長で素質開花した典型的な例。前々走は最悪な位置取りから坂を上がってようやくエンジン全開に距離不足が示されていた。前走は案の定、レースぶり一変。スローを大外ブン回しの工夫のない乗り方ながら、力でネジ伏せる横綱相撲の完勝が距離適性の高さ。5戦3度の最速上がりも強調点。
ラストインパクト、アウォーディーの前走は超低レベルな上がり勝負。翌日の二千の未勝利より遅いラップならば価値を見いだせない1、2着。前走の二千二百で掛かる仕草が出たテイエムブシドー。ハナ切る乗り方で策のなくなったマイネルマエストロ。34秒台でも未知数な瞬発力になるバンデも強調材料に乏しい。逃げ~差しまで多彩に捌いて走るたびに逞しくなっているカフェリュウジンを穴馬に一考。大型馬らしい上昇度で馬体から受けるイメージ以上の強さだった前走で吹っ切れる可能性。
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