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京都裏読み
関東
3R
6R9R10R11R12R
関西
2R5R6R9R10R11R12R

京都11R3連単フォーメーション5→14、12、6、11、1→

14、12、6、11、1、9、13、4 (35点)

3連複5、14-12、6、11、1、9、13、4

キズナはどんな流れになっても徹底待機。自分のスタイルを崩さないだろう。積極策から3角過ぎに外から被される流れになって案外だった3走前から当然の判断。一瞬にして抜け出す切れ味は世代トップレベルを示してきた馬があれだけ淡泊に終われば、終始前を目標になる流れで全開になることがはっきりしたということ。最後流して楽勝したデビュー2戦の凄みが若干薄れてきたが、強烈なインパクトを与えた前走で改めてダービー候補馬としての威厳を取り戻している。ロゴタイプエピファネイアコディーノの3強から、ロゴタイプの1強へ。元の3強を含めてもそれぞれ距離への壁を感じさせるならば、この馬こそが条件ベストでダービー最有力候補になる可能性は強まっている。スローでもハイでも力業でネジ伏せる期待感。坂でモタついた前々走は直線の短さもあってエンジンのかかりが遅かったと納得できるほどの強さを証明したい。いずれにしても世代レース特有の前々有利。逃げ先行馬を侮るような乗り方だけは避けるべき。

相手筆頭はウインアルザスに絞る。とにかく控える競馬では何の意味もない逃げ気性。鞍上がハナにこだわることができるかどうかが勝負の分かれ道になる。以前からハナを切れば変わると断言してきた馬がようやく前々走で実現。直線入口で早くもセーフティリードから圧勝した前々走は古馬500万レベルの勝ち時計。前走は超スローとはいえ、尋常ではない上がりレースラップ10秒9-10秒9-11秒5ならば、追い込んで直一気を決めた勝ち馬が凄すぎたということ。キズナに勝つには必要以上に控える鞍上の気質から大逃げ。超ハイペースの千八を耐えた経験から外のキングに絡まれても何の問題もない。

ジャイアントリープは乗り役に恵まれなかったために出世が遅れた。デビュー戦は5ハロン通過64秒9という超スローを慌てて勝負どころからマクるがかなり外を回らされたコースロスで0秒1差。前々走は手ごたえ十分だったが、少頭数にもかかわらず包まれて仕掛けが遅れるコース取りの悪さなら、悔やみ切れない2戦だったということ。走るたびの馬体減は気になるが、減速なしの上がりレースラップで差し切った前走から秘めた能力は重賞級であることを感じさせている。

サトノキングリーは直線外へ出すのに時間がかかったが、残り1ハロンだけで一気差しを決めた前走が本来の姿なのか。クラシックを意識させたデビュー戦の好内容から3戦不発が鞍上との呼吸の悪さだけとは思えないだけに取捨に迷いが出る。少なくもペース無視で徹底待機は合わず、ある程度のスタミナが求められるのが理想の流れ。

過去20年で断然の超ハイペースとなった皐月賞は高速馬場を割り引いても追い込み馬有利の流れ。逃げ馬に引っ張られて好時計となったマズルファイヤーは大幅な割り引きが必要だろう。逃げるか、追い込むかの両極端な脚質になる個性派は瞬発力勝負の弱さが最大のネック。

ハッピーモーメントには変わる余地がある。勝ちを意識できた手ごたえの良さだった前走は、直線で行くところ行くところ前が壁になる不運。ジリ脚にとってスムーズに捌けなかったことが致命傷になっただけで、マンボネフューカミノタサハラに接戦の記録はここで光る。