1、9→1、9、5、6、7→
1、9、5、6、7 (24点)
1、9-5、6、7、12
ニホンピロアワーズの前走はGⅠ馬の底力そのものだった。休み明けで59キロなどまったく問題なくクリアしている。残り100で勢いが鈍ったものの、勝ち馬と反応の良し悪しの差だけの0秒1差がダート王者の威厳。勝負弱かった以前の姿のイメージはまったくなく、ひと叩きでさらなる極みに達するようなムードが出てきた。すべて馬券圏内の京都(3420)、千九(1100)の条件でポカがあるとすれば激走の反動だけ。
ハタノヴァンクールは同じ酷量でもニホンピロより落差がある。勝負どころの行きっぷりの悪さが勝負のポイント。前々走こそ強引なマクりがはまったが、仕掛けても並ぶこともできなかった前走は直線入口、引き離されたことが致命傷になっている。ゴール前で猛追するも届かず0秒1差にこの馬の不安定さを物語っている。さらに58キロも経験のない馬がいきなり59キロの酷量が決定的な減点材料となって評価を下げた。
ナムラタイタンは理想的なステップでリベンジに燃える。通算9勝中4勝を占める叩き2戦目のローテーション。4走前でマイラー評価を一変させた地力強化をし続けている7歳馬にとってニホンピロ、ハタノと3キロ差の斤量は絶好の条件。走る京都を加味すれば、当然の逆転候補。
トウショウフリークは自分のスタイルに徹して力試し。これまでダート重賞は4度使って5連勝で挑んだ初戦の2着以外は掲示板も遠い惨敗続き。強力な同型の存在でもがき続けてきたが、ある程度の厳しい流れを予測できても今までより楽な展開なら斤量的にも色気が出る。最後まで抵抗した前走で距離にメド。
ナイスミーチューの前走は必要以上に控えた展開負け。それでもダートで初の上がり35秒台突入なら古豪復活も視野に入っただろう。ダート6勝中4勝の阪神からコース替わりに減点は否めないが、スタミナ勝負に強いパワー型にとって距離延長で前走よりレースがしやすくなることは間違いない。
年齢的な衰え顕著なキングスエンブレム、ダイシンオレンジ、インバルコより上がり馬マルカプレジオ、アントニオピサの先行力。正念場を迎えるマイネルアワグラス、ソリタリーキングはひとまず気配優先。 |