14→7、3、9、12、8→
7、3、9、12、8、13、5、2 (35点)
14-7、3、9-
7、3、9、12、8、13、5、2 (18点)
サトノアポロの前走は直線残り2ハロンで隣の馬にぶつけられてほぼレースが終わった。致命的な不利を跳ね除けて結局終わってみれば3着馬に0秒2差まで盛り返して、将来重賞ロードでの大きな戦力になることを裏付けた。盲点になりやすい数字以上の中身の濃さ。初重賞挑戦が3走前というフレッシュさを考慮すれば、前走以上の走りを期待するのがごく自然な流れだろう。AJCCでアドマイヤラクティに0秒1差。上がり時計はアドマイヤを0秒1上回り、勝ち馬に0秒6差ですでに3走前に重賞制覇が時間の問題ということを証明していた。案の定、続く中日新聞杯は掛かり気味の折り合いだったにもかかわらず、結果レコード勝ちの横綱相撲。逃げ馬以外はすべて前残りだった流れを好位差しに着差以上の強さがうかがえる。前走は直線半ばに隣の馬と接触したことで馬がひるんだことの一時の停滞。走るたびに自己ベスト更新のスピードに陰りはない。
狙ってみたいのがクラレント。徹底したマイル以下のローテーションでも、ゆったり折り合える東京千八は克服できるイメージがある。東スポ杯惨敗は極悪馬場、ダービー惨敗は距離がすべての敗因。NHKマイル3着、富士S1着、オープン特別0秒2差の4着、東京新聞杯1着がコース適性の高さそのもので、重賞3勝馬の意地はみせられる。
ファイナルフォームの前走は休み明けやラチ沿いのコース取りの馬が伸びなかった馬場状態を割り引いても物足りない。まだまだ上がり目の望める4歳馬だが、1度勢いを失ったディープ産駒のV字回復があまりにも稀なため、ここの結果で今年の活躍が占えるだろう。2戦2勝の距離とすべて馬券絡みのコース適性頼りで真価を問う。
ジャスタウェイは千六ベストが間違いないマイラー。メンバー最速の持ち時計だが、千八ギリギリのスタミナに加えて東京(0102)が示す条件の悪さ。すべての勝ち鞍のコンビ復活頼りになることは否めない。平凡な時計となった毎日王冠2着のレースレベルの低さで減点か、掛かり気味ながらも二千の距離を踏ん張った天皇賞秋0秒5差を評価するか。いずれにしてもワイドラインが大きな壁。
リルダヴァルの前走はまさに鞍上マジック。スローの流れを見切って道中好位はもちろん、早めに動いて馬なりから直線早々先頭に立ったことが奏功した。仕掛けを我慢して着差以上の完勝。古豪復活を印象づける内容ならば、相性のいいコンビが続く限り無視できない。若干苦手意識の強い東京(1115)でも、千八(4046)の距離適性の高さで相殺できるだろう。とにかくラチ沿いの折り合いで完全燃焼。好枠を引けたツキの良さを買いたい。 |