8⇒9、12、10、4⇒
9、12、10、4、1、6、17、11、2 (32点)
グランプリホースがAJCC参戦。どこか違和感はあるが、海外遠征を見据えれば今後もこのローテが多くなるのか。いずれにしてもゴールドシップにとってどう勝つかに焦点を絞らなければならない。宝塚記念2勝、有馬記念、菊花賞、皐月賞のGⅠ5勝馬はこの相手になれば大人と子供ぐらいの実績差が出てくる。GⅡ、GⅢになると合わせて4勝で馬券を外したのが8戦中わずか1戦だけ。当時ブリンカー着用前のフワフワしたレース内容だったことを考慮すれば、GⅡで2着でも許されないということ。とにかく4角の位置取りがすべて。4角で先頭から3~4馬身差が鉄則で、ポカのあったレースはすべて勝負どころで置かれて戦意喪失した。追わせるタイプである程度強引なレースがしっくりきて、ブリンカー着用後3~4角からのマクりは凄みを増している。苦手の京都以外は相手なりに動いて58キロでも圧勝が及第点。中山(202000)はすべてGⅠ。
相手探しに専念だが、どこまでレベルを落とせばいいのか悩む。フェイムゲームはモロさ同居のイメージが払拭できない。確かに前走の完勝は見事だが、2着クリールカイザー、3着スーパームーン、4着アドマイヤケルソのすべてが重賞未勝利馬。重賞2勝馬の横綱相撲はむしろ当然の結果ということ。2着死守が命題で気楽に乗れない立場になって真価を問う。
フェイム基準にすれば、金鯱賞組に色気が出てくる。勝ち馬ラストインパクトが有馬記念7着。中山素人の騎手を乗せなければもっと際どいレースだったことを考慮すれば、GⅠ入着以上のレースレベルと評価していいだろう。エアソミュールは以前とイメージを一新させている。オープン特別4勝でも重賞では入着目標の格下が昨年ブレイク。オープン勝ちから始まって1、10、1、5、1、3着。掲示板を外した中山記念だが、3着ロゴタイプとは0秒6差。5着だった札幌記念はゴールドシップにち切られたが、3着ホエールキャプチャには0秒1差に踏ん張っている。次走天皇賞秋4着のラブイズブーシェには同タイム。
1年以上のブランクを感じさせない4着。パッションダンスはもうひと花のムードが出てきた。GⅡ、GⅢで6、5、4、1、6、14、4着。馬体に大きな変化はみられなかったが、それでもスピード、スタミナ、パワーが求められた極限のレコード決着で0秒5差は立派。今後の課題は瞬発力勝負の弱さの克服に絞られた。これまで1度も最速上がりのない事実。理想は前走のようにスタミナ、パワーが多く求められるサバイバル戦で、完全良馬場が見込めない馬場頼りになる。
菊花賞激走の反動はどこまで続くのか。マイネルフロスト、ショウナンラグーンの前走は明らかに反動の結果だが、さらに使い込んで復活待ちが正解なのか、充電が正解なのか。ここではっきりするだろう。いずれにしてもマイネルはダービー3着馬、シヨウナンはGⅡ馬ほどの威厳は感じられない。リズムの修正レースとしてはタフすぎる。 |