8、6⇒13、5、10、1、4、9、7 (42点)
8、13⇒5、10、1、4、9、7 (36点)
癖馬コパノリッキーの乗り替わりには驚いた。もとより矯正不可能とも思えたスタート難を、田辺騎手とのコンビで修正してきた功労者を突然の切り捨て。スイッチするならスタートからコーナーまで距離があって各馬無理していかない前走こそが交代のタイミングだっただけに不可解な乗り替わりになったことは言うまでもない。重賞1番人気で逃げ切るのは至難の業となる大井二千で連続2着は相手を褒めるべき。連続2分3秒台でまとめた絶妙なペースは人馬ともに称賛できる内容だろう。前々回の大井二千は上がり時計メンバーNo4、前回がNo2。能力数値がそのまま表に出るタフな大井二千で逃げ馬としてはケタ違いの数字。スタート上手な騎手に乗り替わりでも後手に回れば昨年の悪夢の再現だが、五分に出れば58キロを背負っても力が違う。英断が吉と出るか、凶と出るか。スタートで決まる。
もっと先に乗り替わるべきなのがナムラビクターだ。鞍上は人気になる重賞になるとイップス現象を連発。とにかく消極策が裏目に出て展開負けとなっている。この馬も例外ではなかった。鞍上が生粋のマーク屋で自らペースを読むことができないのは理解できても、あまりにもへぐりが多い。1番人気の平安Sは超人気薄に逃げられて、続くシリウスSでも同じ馬にやられた。その2戦の遅仕掛けが頭にこびりついていたか。前々走はまさかの早め早め。積極的に動きすぎて後方から差されれては資質を疑われても仕方ない。層の厚いダート界ではGⅠとその他の重賞、オープン特別はそれぞれレベル差が歴然。無敵の王者として君臨しているホッコータルマエより上がり時計で上回って0秒1差まで迫った前走こそが本当の実力。再び人気となって鞍上がどう立ち回るか。コパノより2キロ減なら、仕掛けをあせることはない。 |