1、3、14⇒1、3、14、6⇔
1、3、14、6、11、16、7、13 (90点)
ラングレーは典型的なディープ産駒だった。パワーとスタミナが求められる道悪に弱さを露呈した。前走は見せ場もなく、追走だけでレース終了。非力なタイプの馬にとって最悪な馬場状態だったと納得するしかない。まったく推進力のないフットワークは前々走と雲泥の差。メンバーNo5の上がり時計とはいえ、最速上がりから0秒7差では数字的にも不完全燃焼が伝わってくる。上がり勝負になりやすい千八、二千四で結果を残しているが、もうワンパンチほしい瞬発力が現実。直線平坦コースなら2分割れの時計で自己ベストを更新したい。
道悪の巧拙が如実に出た大阪杯は度外視。デウスウルトがパンパンの良馬場で巻き返す。上がり34秒以下が8度ある切れ者は、前走のように瞬発力をまったく求められないような馬場で太刀打ちできるわけない。京都(204000)、阪神(140112)とイメージ以上にどこか勝負弱さを抱えているが、それでも直線の長さが結果に直結する差し馬はイメージどおりのコース替わり。年齢的にも一戦必殺。
アズマシャトルの前走はイメージ一新の差し切り勝ちだった。千六~千八ベストと思えたマイラー色の強いスピード型が2分0秒8の好時計勝ち。最速上がりのおまけ付きだから恐れ入る。コースがピタリと合ったのか、それとも鞍上との呼吸との良さか。いずれにしても距離にも時計勝負にもメドを立てた勢いは脅威。
マテンロウボスはなぜ同じ騎手にこだわるのかがわからない。前走も鞍上特有のへぐり。どんな流れでも馬群に突っ込めない鞍上は差し馬とのコンビでは常に直線外へ出すという単純な騎乗方法。前走も外が伸びない馬場状態にもかかわらず、外へ外へ。直線入口で直後の位置取りだった馬が直線内をついて2着で、コース取りの重要さが伝わるだろう。新潟で同じブン回しはあり得なくても、鞍上の馬群追いの弱さは致命的。ひたすらバラける流れを待つしかない。
アルフレードの前走は予想外の好走だったが、時計がかかって4角後方から大外ブン回しても届くような相手と流れだったということ。3着フルーキーは直後のマイラーズCで2番人気を裏切る5着。4着シャイニープリンスも2走後のダービー卿2番人気で14着の惨敗。5着リルダヴァルは次走オープン特別で掲示板を外せば、レースレベルそのものが低かったことは決定的だ。生粋のマイラーが突然の中距離挑戦にもプラスがない。単なる距離経験。 |