4⇒1、10、5、2、14、11、3、8 (168点)
1、10-1、10、5、2-
4、5、2、14、11、3、8 (29点)
4⇔1、10、5、2、14、11、3、8
チェスナットコートに乗り替わりの制裁なしは意外にも思える温情。数字にもはっきり衰えが示されている鞍上は折り合うことができないどころか、制御不能になって仕方のないマクり競馬となった前走は無様そのもの。数字以上に寂しく映った馬体もあって惨敗も覚悟したが、勝負どころの行きっぷりの悪さが加わっても0秒3差に踏ん張れたことだけが収穫だった。まともに立ち回ればもっと際どかった5着。鞍上を選び放題のダービー日でまさかのコンビ続投ではポカをしない可能性の方が低いだろう。4年前より3分の1の勝ち星、今年も昨年以上の勝ち星が望み薄という尻すぼみでは単というよりワイド向きの人気馬か。
ノーブルマーズが盲点。古馬相手に初の重賞となった3走前が地力強化を示していた。決め手に課題を抱えていたジリっぽいタイプがメンバーNo5の上がり時計という意外さ。いつもの前々勝負のスタイルを崩していた好走だっただけに前走も納得できる結果だった。いずれにしてもセントライト記念では勝ち馬ディーマジェスティ、2着ゼーヴィントに0秒4差の実績に加えて、瞬発力勝負にメドを立てた前走の勢いを加味すれば、日経賞から1キロ減の斤量は恵まれたハンデということ。絞れて理想的な馬体になったことも後押しする。
人が変われば馬が変わるという象徴的だったのが前走のフェイムゲームだった。キャリア最重量を克服。3年ぶりのダイヤモンドS制覇で古豪健在というよりV字ピークというイメージを植えつけた。過去10年でNo3の勝ち時計、トップハンデで最速上がりと中身が濃いが、さすがに今回の59キロのハンデは一筋縄にいかないか。極限の時計と究極の瞬発力を同時に求められると厳しい。
パフォーマプロミスはオープンレベルに達しているかも微妙だ。前走は過去10年で雨降った良馬場を除けば断然のワースト1、唯一26秒台の遅い勝ち時計に何ら強調点を見出せない。未勝利並みのラップで単なる展開の利。4角の前5頭中4頭で掲示板確保からも前々有利が示されている。泥仕合の重賞馬で時計も上がり時計も裏付けのないままのハンデ56キロ。ひとまず壁に当たる可能性が高い。
ゼーヴィントは予想どおり壁に当たった。時計や展開に恵まれた重賞1、2着馬の実績でも、さすがに底力を求められると前走が限界。休み明け(120002)で本来仕上がり早、中山(220001)で一番走るコースの初掲示板外はGⅢレベルを裏付ける決定的な証か。いずれにしても3走前は展開が見事にはまって、前々走は同日の古馬500万よりわずかに上回った程度の数字。単純な上がり時計比較ではNo15。未知なる距離、課題を残す左回りとなればまだまだ経験レベル。
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