1⇒4、8、9、5、13、14、3、15 (168点)
4-1、8、9-
1、8、9、5、13、14、3、15 (18点)
1⇔4、8、9、5、13、14、3、15 8、9、5、13⇒4
キタサンミカヅキは地方再生馬。JRA時代の調教師がボンクラなのか、地方馬場が鬼レベルでしっくりきたのか。いずれにしても地方転厩後の快進撃はJRA時代のイメージとかけ離れて、まさに歴史に残るレベルまでスケールアップした。大井、浦和、川崎で(532010)。東京盃連覇、さきたま杯と東京スプリントをいずれも2着。転入3戦目のJBCスプリントこそ5着だったが、着差はわずか0秒1差。勝ち馬より0秒4も速い最速上がりで脚を余していた。直線の長い大井千二では負けても0秒2差。約50メートルだけ短くなる京都なら同じような安定感を求めてもいいだろう。京都素人の鞍上がどう捌くかがすべてのカギを握る。
ネロとマテラスカイが同厩。ネロとセイウンコウセイが同馬主。行くしかないノブワイルドもいるとはいえ、これだけ逃げ馬が揃っても極限のハイペースにはならないか。それでもそれぞれの逃げ馬には死角が見え隠れしている。マテラスカイは良馬場に裏付けがまったくない。レコードでぶっち切った前々走は乾き始めの不良馬場となってスピードだけが求められてスタミナ不問。10着までレコード更新が決定的な超高速馬場だった証でもある。18キロ増だった前走は馬体を戻した理想的な馬体増。最後完全失速して着差以上の完敗にスピード不足はもちろん、重賞の経験不足を露呈した結果だった。休み明け(100101)から叩き2戦目(100001)。京都(110003)で斤量1キロ増。条件好転どころか、試練覚悟の数字が並ぶ。
セイウンコウセイは再びダートへ舵を切ったことは驚き。デビュー当初、芝では勝ち切れずにダート替わりで2、2、2、1着。それ以来、約2年半ぶりの挑戦だが、芝のGⅠ馬でもさすがに百戦錬磨の砂巧者と重賞で抵抗するのは難しいか。休み明け(020104)から叩き2戦目(120002)。同日の古馬500万よりわずかに速いラップだった前々走は時計的に価値の低い重賞ならば、ローテ的にも強調点を見出せない5歳馬として見限るべき。
ネロだけは別格の評価をしたい。ハナだけが好走パターンの単調な逃げ馬のはずが、前走でまさかの番手から2着。4角の手応えから惨敗も覚悟した中で勝ち馬と同タイムだから恐れ入る。もとより芝のGⅢ2勝馬。キャリア10戦目で大惨敗したほどダートに良績はなかったが、昨年のJBCスプリント挑戦は驚きだった。重賞2勝はいずれも直線平坦な京都が示すように芝でも非力なイメージがあっただけに、徹底した交流照準はどこか違和感があった。少なくても大井より軽い馬場の京都でパフォーマンス向上は確実。逃げ馬に同厩、同馬主揃いで簡単にハナを切れる可能性が出てきたことも強調材料だ。
前走では芝GⅠで最速上がりとはいえ、レッツゴードンキの衰えは始まっていることが否めない。本来、休み明け(112121)の初戦完全燃焼型が前々走で見せ場のない5着が年齢的な衰えを物語る。叩き2戦目(121013)から叩き3戦目(010006)。使うほど尻すぼみになる心身ともに弱かった馬が6歳で一変する可能性は低い。
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