10⇒8、7、4、12、9、14⇒
10、8、7、4、12、9、14、1 (36点)
8、7、4⇒10⇒8、7、4、12、9、14 (15点)
10-8、7、4、12、9、14
10⇔8、7、4、12、9、14 8⇒7、4、12、9
一変があるとすればテイエムジンソクしかない。とにかく鞍上は未熟。少なくてもGⅠで乗れるような資質はない。まともに乗ることでさえ10回に1回程度の割合。勝つレースとなるともっと確率が悪くなる。
本来GⅠを勝てるはずのこの馬も2度のGⅠで大へぐり。チャンピオンズCではスローにもかかわらず、決め打ちの控える待機策が見事に裏目。それまで逃げ切り勝ちで圧倒的な強さを誇っていただけに何とも不可解な負け方となった。
ここで鞍上とのコンビを断ち切れば未来は明るかったが、その後もコンビ続投で悪夢の繰り返し。フェブラリーSでは一変して歴史に残るぐらいの超ハイペースを前々勝負。ペースの見極め力がない騎手らしいオーバーペースで自滅した。前々走の大井は再び超ハイペースの大暴走、前走は引っ張り込みすぎて完全に引っ掛かるという無様な折り合い難。慣れないコースではルーキー並みに質の低い乗り方となって見苦しさを露呈し続けている。ここまで下手に乗ればもはや笑えるレベルだが、馬の能力そのものはGⅠに届くレベルにあることは間違いない。気楽に乗れる立場となって強気にハナを切れるかどうか。距離云々より自身のペースが最大の焦点となる。
暴走するか、スローを無理やり引っ張り込んで引っ掛かるかというテイエムに安定感を求められないが、ケイティブレイブには数字どおりの走るが期待できる。圧倒的な強さで交流重賞8勝。意外にもJRA重賞は未勝利が現実だが、単純なパワータイプに偏っている先行馬でもない。昨年のフェブリーSは経験不足から距離に戸惑い。今年のフェブラリーSは超ハイペースに巻き込まれた暴走レース。昨年のチャンピオンズCは1、2着馬と同じような脚色ながらも、この馬にとって苦手意識のある瞬発力勝負だったことが災いした。昨年の平安Sは本来バタバタになる流れと位置取りで残り50まで2着を死守していた。テイエム同様、決め打ちの乗り方が裏目に出てJRAでは凡走を繰り返しているだけ。まともに立ち回れば、京都でも勝ち負けが計算できる。
オメガパフュームは良馬場、一線級相手に前走並みのパフォーマンスが確約できないのが本音。前走から斤量2キロ増。ごく普通に前が残っても驚かないペースにもかかわらず、先行馬総崩れとなるメンバーレベルにも疑問が残った。2着馬は条件上がりでダート重賞初挑戦だったウェスタールンド程度のレベル。豊富な経験が大きな武器になるダート重賞では、キャリアと重賞経験の少なさはさすがに心細い。
前々走は"勝ってください"というレベルの逃げ切り当然の超スロー。千九になった過去5年はすべて良馬場だが、それよりも遅かったワーストNo1の勝ち時計が低調さを示している。サンライズソアはこれまで取りこぼしてきたのもあくまで本質の勝負弱さ。展開に左右されやすい典型的な他力本願型で千六、千八、千九、二千のいずれも持ち時計ベストなし。稍重(200000)、道悪(103000)のように雨頼り。良馬場のスピード勝負は戦績からもはっきり苦手意識が表れている。絶好調の鞍上だけが頼りだが、人気的にも妙味はない。
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