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3R4R
5R6R
7R8R
9R10R
11R12R

 

 

10R馬単10→13、4、14

13→10、4

3連単10→13→4、14、11、2

フォーメーション3連単13→10、4→

10、4、14、11、2 (8点)

フォーメーション3連複13−10、4−

10、4、14、11、2、3 (9点)

初日の馬場は前開催より時計はいくらか速くなったが、上がり時計はかなりかかっている。見た目からもわかるパワー馬場。逃げ馬は壊滅状態で、今までヴァーミリアンの走ってきた時計が出やすい馬場ではなくなっている。時計がかかればかかるほどフリオーソとの差は縮まる。逆にサクセスにとってはマイナス材料が増えただけ。2分4秒台。

ヴァーミリアンの前走はこれぞ鞍上のGT騎乗法となった。典型的な展開負け。追い込み型なら納得の敗因だが、常に前々勝負で結果を残していた先行型を引っ張り殺す"イップス現象"がまたもGTで再発した。下り坂を迎えた騎手の象徴的な負けレース。とにかくJRAGTでのへぐりの連続は見てられないほど痛々しい。あれだけいい馬に乗ってここ2年でJRAGT勝ちが、ウオッカヴァーミリアンだけということからもはっきり伝わってくる。地方交流GTで以前のような自信たっぷりの騎乗に戻るかも微妙になってきた。前々走は内々に閉じ込められて直線追いづらい中での辛勝。2着マコトスパルビエロが着差以上の楽勝で名古屋グランプリを制すれば、馬自身の衰えはまったくないと考えていい。鞍上のサジ加減がすべてのカギを握る。サクセスフリオーソが絶好調時からひと息で全体的にレベルダウンなら2分4秒台の決着。人馬ともに元王者としての威厳が保たれるか、ターニングポイントになるレース。

サクセスブロッケンは不可解な不振が続く。春当時の勢いも姿もなく、ここ2戦で惨敗。まるで燃え尽きたような直線の失速ぶりは良化にある程度の時間も覚悟しなければならないか。唸るような行きっぷりの良さに特長があった気性で走るタイプが、単に掛かるだけの折り合い難を抱える先行馬としてのイメージが強まればここでの完全復活は考えにくい。前走はスローな流れでバテてはいけない前々の位置取り。着順以上の完敗は瞬発力勝負での弱さと割り切れない。いずれにしても休養前の凄みある姿とはかけ離れている。ハナを切れば何とかなりそうな相手だったが、ツキにも見放された大外枠ではフリオーソを大名マークの番手競馬。気配を優先したい。

フリオーソは一見衰えたと錯覚する最近の戦績だが、大井に限定すれば通算(2411)。昨年の大賞典は5着でも2着サクセスブロッケンに0秒5差、メンバーNO3の上がり時計が一線級とは展開ひとつのレベルという証。前々走も3着ボンネビルとは実に1秒1差で、ハナを切れなかった流れだっただけに価値を高めている。今年に入っても川崎記念でサクセスブロッケンを退けて2着。続くダイオライト記念では堂々たる逃げ切りで圧倒した。3走前は距離不足、前走は不慣れなコースでレコード勝ちの手助けした暴走気味の逃げなら、得意のコースで主役として扱える。対サクセスに勝ったり負けたりの一進一退だが、サクセスより前々の位置取りでは負けてないのが現実。この枠順なら確実にハナ。少なくてもサクセスに先着は許さない。

セレンは期待どおりの走りで一流馬へと変身した。初重賞だった3走前から驚くべき成長力。打てば響く瞬発力は凄みさえ出て重賞でも見劣りしなくなった。重賞挑戦前から際立っていた能力。ひとマクりでもゴールまで加速する上がりレースラップはすべて12秒台などここ3戦で2、1、1着もある程度予測できた活躍だろう。3走前は距離、前々走は時計勝負、前走は斤量にメドを立てる充実ぶりだが、それでも統一GTで差し切る姿はまったく浮かばない。前走はムチを入れるとラチに急激にヨレたこと、流れはB級レベルの超スローだったことなど中身は低調すぎる。ひとまずモマれて次回に期待か。

古豪に衰えの不安を抱えれば、新興勢力のゴールデンチケットに絶対的な差はない。名手によって脚質に幅が出た前走が生まれ変わりのシグナル。兵庫CSのスーニ完封でも夢を見続けて芝挑戦にこだわった陣営の選択の悪さが出世を遅らせただけで、ダートに徹底したステップなら、もうワンランク上まで成長していたはず。ジャパンDダービー3着馬、シリウスS3着は2着と同タイム。粒揃いの前走も最速上がりで3着なら相当レベルが高い砂巧者ということ。天井知らずの3歳馬が前走で明らかな変わり身なら勢い脅威。心強い鞍上を再び配して一発を秘める。

ブルーラッドは南関東限定の重賞級まで。一線級が揃えばツキも転がり込むことはない。前走はあくまで展開がはまっただけ。掛かるスマートファルコンは暴走気味の逃げになって、それに絡むような番手競馬で挑んだエーシンモアオバーがレースを壊した結果。当然の共倒れとなって前年から2秒3も遅い勝ち時計がレベルの低さを物語っている。乗り替わりも致命的。