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18→2、7、10、1、6、8 18→2、7、10、1、6→ 2、7、10、1、6、8、3、4 (35点) 18、6−18、6、2、7− 2、7、10、1、8、3 (24点) スノーフェアリーは今回が過酷なローテーション、中間のアクシデントなど本来無視していい外国招待馬のマイナス材料が揃っても、昨年の衝撃的な勝ち方となった前年のレースぶりが脳裏に焼き付いているだけに無視どころか、軽視もできないのが本音だろう。絶対的な人気だったアパパネを徹底マークで4角の位置取りはほぼ同じ。外へ出したアパパネに対して内に切れ込んで直線だけで1秒差も突き放した瞬発力はまさにワールドクラスだった。体調さえ整えばまず負けない相手だろう。 アパパネの不振は深刻になっている。ひと息入れても良化なしの前走が決定的。十分な手ごたえで不発に終わればひと叩きだけで一変のイメージが浮かばないのも当然だろう。極限の決着になったヴィクトリアMは予想以上に大きなダメージになる可能性が強まっている。2着ブエナビスタもその後宝塚記念2着→天皇賞秋4着。3着レディアルバローザ、4着グランプリエンゼルも手薄な相手に取りこぼしている。もとよりマイル適性の高いスピード型がある程度のスタミナを求められる外二千二百という条件の悪さは、昨年落ち目のリトルアマポーラに同タイムが示すとおり。時計の出やすかった本追い切りでいくらか良化程度に映る状態ではあまりにも物足りない。絶好調時の動きなら前走時より誰がみてもスピード、パワー、迫力を感じる時計と動きになっていたはず。 逆にイタリアンレッドはこれからピークを迎える上がり馬だ。スタート後の行きっぷりの悪さは相変わらずだが、走るたびに時計短縮は3歳並みの成長力。今季、最速上がりはないものの、レコード勝ちの含まれた3連勝は牝馬GTで十分に太刀打ちできる完成度の高いレースとなっている。初の56キロと初の二千を超える距離にそれほど違和感はない。 アヴェンチュラの前走は展開の利が大きかった。大逃げでも平均ペースという特異な流れ。離れた第二集団の先頭だったこの馬にとってスローで逃げているようなラップだったことは言うまでもない。55キロの経験がわずか1戦だけで、もちろん未知なる二千二百、外コース替わりも確たる裏付けのない弱み。前走の最速上がりより0秒7も遅い上がり時計が瞬発力勝負の弱さの証か。いずれにしてもサバイバル戦必至の外国馬混合レースで真価が問われる。 ホエールキャプチャはいつもより前々だったが、4角で勝ち馬より3馬身後方が致命傷になった。本質が千六ベストのスピード型で、前々走も超スローで最後の上がりレースラップが12秒0の平凡な数字に距離の限界の近さが表れている。内コースから外コース替わりでも、さすがにさらなる距離延長でクロフネ産駒の差し切り勝ちはイメージしづらい。 レーヴディソールは常識的に馬券圏内の走りを期待できない。まず長期休養明けのブランク、さらに古馬相手に未経験、距離は千六までの経験しかない。たとえ、世代でズバ抜けていたとしても、3歳春までの評価ならば怪しい力関係か。追い切りの動きはさすが。 距離適性の高さを重視すればアニメイトバイオとフミノイマージンが穴候補になる。アニメイトは馬体が細く映った際に好走する特異なタイプ。前走は勝ち馬の直後からほぼ同じ脚色ならば互角の評価。フミノは直線入口で前が壁になって勝ち馬より仕掛けが遅れたのが痛かった。長くいい脚はまさに外コース向き。もう1頭の外国馬ダンシングレインは出走すること自体が驚き。両前肢に熱があって木曜日に馬場入りを控えた最大級のアクシデント。このような馬はジャパンCでもまったく走らなかった前歴。
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