3、2、11、12、1→9 3、2、11、12、1→9→ 3、2、11、12、1、8、13、14 (35点) 3、2、11→ 3、2、11、12、1→9 (12点) 3、2−3、2、9− 9、11、12、1、8、13 (16点) ディープブリランテはたとえここ好走でも皐月賞で主役に返り咲くことができないだろう。前走ではっきりした悪癖。陣営があまりにも慎重に使いすぎて単なるキャリア不足から手遅れになったことが否めない。 グランデッツァは前走で距離の壁をはっきり感じさせた。十分すぎる手ごたえから追い比べで最後失速の失態。4着馬トリップにわずか上回る瞬発力では、いずれ短距離路線へ変更の英断が迫られるだろう。この馬もブリンランテと同じようにステップの悪さが自らを苦しめる。もっとレベルの高いレースを経験していれば、皐月賞でも何とか抵抗できた可能性があったが、クラシックを意識して大事に扱いすぎたエリートローテーションに危うさが秘められている。結局4戦すべてがスローの上がり競馬という中身の薄さ。くしゃくしゃにモマれたこともない青二才的な経験だけに、再び外々のコース取りでは皐月賞に行ってもトーンは上がらない。追い不足で馬体重に注意。 アルフレードは徹底したマイル路線だが、レース内容や馬体から受けるイメージから距離不安をまったく感じない。行きたがっていたのはデビュー戦だけで、前2走は完璧に折り合って決め手を活かし切っている。デビュー2戦連続最速上がり。前走は直線半ばセーフティリードからタイレコード勝ちなら歴史に残る馬に間違いない。超ハイペースを逃げ馬の直後の位置取りから一刀両断。前走のメンバーが次走重賞やオープンで人気を裏切り続けている事実より数字を信頼する。道悪は未知数。 先週の土曜日は道悪で外差しだったが、乾き始めの日曜日はラチ沿い1頭分だけが伸びる特異な馬場だった。ゼロスにとって天気回復がすべてのカギを握っている。鞍上は特長を捉えて迷いのないレースぶり。同型揃いでもハナを切ることだけに集中する逃げ馬ならどの枠順を引いても同じはず。前走は上がりレースラップに10秒台が含まれる11秒7−10秒7−11秒5という破格の瞬発力が単調な逃げ馬でない証。ワールドエースを負かしたのはあくまで相手の下手乗りが要因だが自分の形になった際の破壊力は無視できないだろう。先週と同じラチ沿い有利の馬場に変身するかどうか。メインまでのレース傾向を注目したい。 サトノギャラントの成長力は対グランデッツァ比較で上回っている雰囲気があった。グランに競り負けた当時より格段に磨きのかかった瞬発力はGT朝日杯出走でも通用した鋭さ。3走前は直線わずかな隙間を見つけて最後まで持ったままの大楽勝。前々走は同日未勝利より5ハロン通過で0秒7も遅いラップを刻んで残れない不甲斐なさだったが、相手が牝馬トップレベルのサウンドオブハートなら納得の2着だったということ。前走は徹底待機から直線入口で最内から大外へ。直線坂を上がってから一気差しでGTを意識させた。今まで超スローだけの経験や休み明けが微妙な厩舎など、数々の課題を抱えてもクリアできるイメージはある。 マイネルロブストは乗り替わりでどう化学反応するか。プラスにもマイナスにも感じられるが、能力そのものなら軽くクラシック級。札幌2歳Sはスローをじっくり構えすぎて向正で一気の大マクり。勝ち馬は4角まで仕掛けを我慢できた位置取りなら、明らかに勝ち馬並みに中身は濃い。前々走は当日乗り替わりがすべて。プレッシャーで頭が真っ白になったような超スローを徹底待機。3角でほぼレースが決まったへぐりなら一過性のポカということ。案の定、前走はまともな鞍上配置でGT2着。かなり掛かり気味だったことを考慮すれば、まだまだ勝ち馬との勝負付けは終わっていない。重賞でイップス連発の鞍上が今年ようやく上向き気味。位置やコース取りなど鞍上の状況判断が大きく左右されるレースで腕が試される。 2歳夏の時点では破格の決着になった新潟2歳Sの1、2着馬がまさかの不振だったが、2着ジャスタウェイが見事な復活を決めれば勝ち馬モンストールも黙ってない。やはり2頭ともに状態さえ戻れば楽に重賞を勝てることが改めて立証された結果。ノド疾患からの不振はこのままドン底まで落ち込む可能性があるだけに、休み明けのここは入着以上が合格点になる。惨敗なら春の好走は望み薄。
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