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東京裏読み
関東

3R9R10R11R12R
関西
1R2R
9R10R
11R12R
WIN5

東京11R3連単フォーメーション2、13、12→

2、13、12、16、6、8、11、15→2、13、12 (36点)

3連複フォーメーション2、13-2、13、12-

12、16、6、8、11、15 (16点)

マイラーに偏ったメンバー構成。中距離に良績を残してきたエイシンフラッシュがダービー馬の意地をみせる。国内専念すれば確実にもうひと花を確約できる実力馬だ。天皇賞春、有馬記念2着、宝塚記念3着が含まれた7戦連続でGⅠを使ってきた実力馬が少なくてもキャリアの少ない3歳馬やローカル重賞経由の馬には負けられない。どこでどう歯車が狂ったのか、振り返ってもはっきりした理由は見つからないが、3歳後半の不振は完成前、昨年の天皇賞秋、ジャパンCはこの馬にとって時計が速すぎたことがひとつの敗因だろう。前走は昨年より速いラップを刻むハイペースで前半引っ掛かる折り合い難。さすがに一流馬相手には誤魔化しの利かぬレースレベルの高さで前半に勝負はついていた。2歳以来の千八でも前走のレースぶりなら距離短縮はイメージどおり。ダービーで32秒7の末脚を使ったように、瞬発力勝負にとにかく強い。

ストロングリターンは東京が庭のようなコース適性の高さ。東京芝(5314)は2度の6着(着差0秒5、0秒2)以外、すべて掲示板確保の安定感。千八に明確な適性は示してないものの、距離4度目の6走前の阪神千八で1分45秒4を叩き出せば、少なくても大幅な減点はない。前走がレコード決着でGⅠ制覇。走るたびに3、4歳並みの成長力が計算できる勢いなら、テッポーOKの仕上がり早のGⅠ馬を軽視できるわけがない。ポカがあるとすれば、掛かり気味になった前走の教訓からじっくり乗りすぎた際に脚を余す際だけ。

同じGⅠ馬でも休み明けは走らないグランプリボス、千八クリアには超スローの限定付きのリアルインパクトらに強調点が浮かばない。いずれも大目標は先のマイルCS。カレンブラックヒルは明らかにキャリア不足で古馬オープンの壁に当たるだろう。見せ場があってから得意の距離で狙うのがセオリー。今年完全にリズムを崩して極度のスランプだったエイシンアポロンは休養してリフレッシュした可能性を秘めている。昨年のこのレースは約1年ぶりのレース。それでも直線前が壁になるロスがありながら極限の瞬発力で0秒1差に踏ん張ったのが底力そのもの。変身のシグナルのひとつの目安は馬体重で500キロ台が理想。

カレンブラックヒルが前日の1番人気とは意外だった。見事な4連勝だが、中身の伴ってない事実は見逃せない。3走前は番手競馬から終始掛かり気味の折り合い。前々走は道中ラチ沿いで立ち回った馬が上位を独占するというコース、展開の利。前走も突然の雨で結果的にこの馬以外のジョッキーらが馬場状態を把握できなかったことがこの馬の勝利に結び付いた。かなり雨降ったが逃げ馬が上がりレースラップを全11秒台で走れる馬場状態ならば、ほぼパンパンの良馬場としての扱い。それが5ハロン通過59秒9という未勝利並みのラップで逃げれば、4角引き付けて突き放しても当然だったことがうかがえる。韋駄天シルポートが簡単に譲ることは考えにくく、控える競馬はいぜん発展途上の現状で未知なる距離は厳しい。

上がり馬の中ではフェデラリスト。前走は馬場のいいところを通って不発に終わる内容なら単純にGⅠと距離の壁。以前も札幌二千六百凡走で2度目のポカが決定的なスタミナ不足の証となった。何より条件好転の距離短縮。今後エリート路線を歩むためにも大事な休み明け初戦になる。千八~二千では確かな実績。重賞2連勝や前々走でトーセンジョーダンナカヤマナイトを振り切ったならば、GⅡでは格上的な存在になっている。未知なる上がり32秒台をここでクリアして勝てば天皇賞へ直結。