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京都裏読み
関東
8R9R10R11R12R
関西
7R8R
9R10R
11R12R
WIN5

京都11R

3連単2軸マルチ15、7→9、3、14、11、8、5、16(42点)

15、9→3、14、11、8、5、16 (36点)

15、3→14、11、8、5 (24点)

3連複フォーメーション15-3、14、11-

7、9、3、14、11、8、5、16、12 (21点)

主戦配置ならフミノイマージンを信頼できる。鞍上の重賞勝ちはこの馬だけの物足りなさだが、この馬との出会いで確実に人馬ともに成長を遂げている。逆に乗り替わりとなったレースでは 見せ場なく終わっているのが現実。4走前のヴィクトリアMは直線で終始前が壁になるコース取りの悪さ。追えたのが残り100だけなら15着はまったくの度外視でいい。3走前のクイーンSは超スローを直線まで我慢するという消極策がモロに裏目。十分な手ごたえでも直線包まれて終始追えなければ、0秒5差はむしろ走っているだろう。力業のマクり競馬となった前2走が本来の姿。とりわけ前々走はダークシャドウヒルノダムールらの牡馬GⅠ級に一歩も譲ることのないガチンコの追い比べを最速上がりで制した自信は大きい。前走はマクり合いのサバイバルでひるむことなく最後まで抵抗を続ければ、6歳にして状態ピークは明らか。ヴィルシーナ目標に再び好機のマクりでネジ伏せる。

ヴィルシーナは三冠すべて2着でも距離に壁があるイメージを払しょくしてない。何度も言うようにオークスはマイラーでもクリアできる特異なレース。二千で距離適性を計るが、2分4秒台で勝ったレースを除けば前走こそがいい基準になる。5ハロン通過が前日の未勝利より遅い62秒2。逃げたこの馬や向正で大マクりを決めたチェリーメドゥーサが正解で、むしろ最後の上がりレースラップ12秒4を踏ん張れなかったことに距離の限界の近さが表れている。本来ならすべて11秒台が当然のGⅠ。絶望的な位置取りから届いた勝ち馬は強かったが、残れぬこの馬も低調だったことは否めない。さらに距離延びて今度は外コース。目イチの勝負だった前走から状態の上積みもイメージできない。

レインボーダリアの出番は近い。これまでGⅠは秋華賞8着(0秒7差)、エリ女5着(0秒6差)、ヴィクトリアM12着(0秒9差)。3歳未勝利以来の千六経験だったヴィクトリアMを除けば、重賞未勝利という格下感はまったくない。GⅠ以外はここ1年以上で負けても0秒5差以内。休み明けの前走で時計も上がり時計も自己ベスト更新の勢いで、叩いてさらなるレベルへ突入できる。前走は前々有利の流れを直線だけを目立つ脚で一番中身が濃かった。

クリスマスキャロルは休み明けの前走が試走に近い内容。本気で追うことなく、結果0秒6差なら上々の試運転だった。前々走から突然スタート難に悩まされて初の56キロなど数々の試練が待っているが、勝ち馬に劣らぬ長くいい脚を使った前々走のインパクトは強烈に残っている。距離不安より、直線長いコース替わりの利点を強調したい。

ホエールキャプチャは昨年で距離の限界を知った。超ハイペースを強気の積極策とはいえ、直線半ばで苦しがってヨレたことが象徴的なスタミナ切れの仕草。前走は直線入口で圧勝が意識できた手ごたえの良さでバテたのは休み明けがすべてとしても、もっと新鮮さをほしいのが本音だ。古馬になってマイラー色が強まって、さらなる距離延長で昨年以上のパフォーマンスが計算しづらくなっている。平均ペースのパワー勝負で持ち味が活きるだけに馬場悪化の道悪待ちか。いずれにしても上がり33秒半ばに壁ができて、極端な上がり勝負では天井が近い。

大穴候補にマイネオーチャードを一考。6走前に上がり時計で勝ち馬クルヴェイグに上回った2着。5走前はアルゼンチン共和国杯2着のムスカテールに着順も上がり時計も上回り、4走前は秋華賞4着ブリッジクライムに上がり時計が上回った0秒3差4着なら、初の重賞挑戦でも見劣らない実績を残しているということ。とにかくここ7戦で5度の最速上がり。先行差し自在に捌いて磨きのかかった末脚はますます凄みを増している。初勝利に6戦もかかって連勝→スランプ→勝ち切れぬが安定期は父似の戦績。前走の久しぶりの勝利でさらに勢いづく可能性を秘めている。初重賞がGⅠでも絶対能力の高さを証明できる。

スマートシルエットは展開の利を強調。逃げにこだわらない先行型で、瞬発力勝負にはっきり限界はみえている。同型レジェンドが引っ張ってヴィルホエールなど有力馬が前々勝負なら、理想的な平均ペース。直線内目のコース取りだった馬が全滅の馬場で惨敗した4走前を除けば、前々走の牡馬相手に自己ベスト更新など、以前より数段のスタミナ強化がうかがえる。雨量が強まると入着も遠ざかるほど道悪は良くないか。